どうもよし子です。
竹林整備を始めて早2年、、、相変わらず竹と格闘の日々を過ごしてます。
そんな中、第一線で活躍していたチェンソー【マキタME230T】がギブアップしてしまいました。
きっと切っても切ってもなくならない竹に嫌気がさしたのだと思います。
アタイがチェンソーでも同じように思うかもしれません。
たまには木も切らせてあげるべきだったかと、、、あなたも毎日肉ばっかり食べてたらたまには魚を食べたくなるでしょう?そんな感覚だと思います。
とまあ冗談はさておき(笑)
竹を切る時にチェンソーを壊さないための注意点をお伝えします!
それは
- 斜め切りを徹底する
- 木を切る時よりマメに刃を研ぐ
- 竹用ソーチェンを使う
これらを説明します!
チェンソーは竹も切れる! しかし注意点が
そもそもチェンソーは木を切る道具ですが、竹も切れます。
むしろ中が空洞なので竹の方がストレスなく切れます。そうですね、 同じ径の木と比べて、半分以下の時間で切り終えることができます。
しかも切断トルクが不要な分、小排気量のチェンソーで切れます。
アタイの愛機は ME230T
しかし、竹を甘く見てはいけません。
竹は
- しなる
- 繊維が切れにくい
などの特徴があり、
しなる→切断時ガイドバーが挟まれやすい
繊維が切れにくい→細断できなかった繊維がガイドバー根元に詰まる
このように障害となるのです。
では、チェンソーでスムーズに伐採するにはどうすればいいか?それが先ほど言った
- 斜め切りを徹底する
- 木を切る時よりマメに刃を研ぐ
- 竹用ソーチェンを使う
なのです。
重心の逆方向から斜め切り
まずは切り方。
これは「放置竹林に立ち向かう」の記事でもお伝えしました。
重心と逆方向から ストンと斜めに切りおとす「居合切り」殺法。
これでガイドバーが挟まれるのを防ぐことができます。
ポイントは一気に切り落とすこと。ゆっくり切ると、竹が「ベリベリべり」と音を立てて巨大な「さけるチーズ」状態に。
あまり見たくない光景です。
こうなると裂けあがった竹が跳ね返ってくる可能性もあるので後の処理も慎重にしなければなりません。
あ、切り口は鋭利なのであとで水平に切り直しておくのもポイントです。
使う前にソーチェンを研いでおくor竹用のソーチェンを使う
刃が研げてないと繊維がうまく切れず裂けた筋ごとにガイドバーの根元に詰まってしまう
つまり故障しやすくなるニャ
はい、何を隠そう実際に故障させてしまったのです。 あ、前回のウォームギアの件からなので今回で2回目ですね。
これは使い方の問題なので、チェンソーは悪くありませんでした。
ガイドバーの根元に詰まった大きな竹くずは悪さをします、木くずだとここまで詰まりませんが 「竹くず」となると、、、
ギチギチに詰まります!!
異変に気付いた頃には時すでに遅し、これらは竹くずのせいなんです。
そして「回転を上げるとなぜかソーチェンが締まっていく」という現象が起き、しまいには締まりすぎで回転しなくなりました。ソーチェンを再度緩めてもまた締まるんです。
原因が謎すぎて、「えーいこうなったら悪いとこ全部交換しちゃえ!」となり、ズタズタの部品たちをまとめて新品にすることに。
左 新 右が旧 右下の部分がなくなりかけてますね。
竹くずがガイドバー根元に詰まっていることは、 故障への特急券を持っているようなものですね。
だから切れるソーチェンが必要なワケです!
竹切り用ソーチェンは刃の数が倍になってます。
↑(ソーチェンは種類が多いので、購入する前に確認してくださいね!)
つまり細かく裁断できるってことです。 まあ刃を研ぐ手間は倍になりますがね。
でも普通のソーチェンでも十分切れるので無理に竹用をつかう必要はないと思います!
竹の伐採にオススメのチェンソー4選
軽くて片手で持てるトップハンドルタイプがおススメです!先ほども言ったように排気量は小さくて結構です。22cc~くらいあれば大丈夫。
竹の直径は大きくても16センチくらいなのでガイドバーは25cmくらい、これから紹介するチェンソーはすべて25㎝ガイドバーで、ソーチェンの刃は25APタイプです。
↑(ソーチェンは種類が多いので、購入する前に確認してくださいね!)
最近ではバッテリー式がシェアを伸ばしており、種類も豊富になっているので、竹切り用にもってこいな機種もあります!
マキタME230T
排気量 22.2cc
重さ 2.5kg
まずはこれ、我が家の竹林整備の第一線で活躍してます。
過去に2回程、不具合がありましたが(笑) 幸い致命的な故障は今のところなくタフに使えてます。
エンジン音が若干大きいのが難点ですが、性能からしてコスパ十分です。
ゼノアG2200T―25CV10 こがる
排気量 18.3cc
重さ 2.2kg
片手チェンソーと言えば「こがる」と言われるくらい親しまれているチェンソー。
世界最軽量で重さなんと2.2kg(乾燥重量) 女性でも振り回せます。
秘密はエンジンにマグネシウム(軽い金属)が使われていること。大幅に軽量化されてます。
ハスクバーナ T525-10CV
排気量 27cc
重量 2.7kg
樹上伐採や アーボリストなど 木に登って作業する時に使われてます。 頑丈でハスクバーナという信頼性から、プロに愛用者が多い機種です。
高いパフォーマンスが求められる現場ににオススメです。
マキタ バッテリーチェンソーMUC204DZR
重さ 3.0kg
こちらは18vバッテリーで駆動する電動式 最近の電動チェンソーはハイパワー&長寿命なので、竹を切るのはワケありません。
電動は音が静かなので、住宅地などでは騒音を気にせず作業できますよ!
チェンソーで竹を切る時の注意点まとめ
いかがでしたか? 竹やぶ整備には欠かせないチェンソーですが、使い方を誤ると寿命を縮めてしまうことになりかねません。
チェンソーが故障した時って使い方や手入れの仕方が悪いパターンがほとんどなんですよね、チェンソーは何も悪くありません!!
故障すると作業が止まるし、膨大な時間も無駄になります。
先ほどの注意点を押さえて作業すれば長持ちさせることができます、ぜひ実践してくださいね!
- 斜め切りを徹底する
- 木を切る時よりマメに刃を研ぐ
- 竹用ソーチェンを使う
放置竹林に立ち向かうには チェンソーは心強い味方です!
それではよい竹林整備ライフを!
竹切りに最適なチェンソーも紹介するよ!