【ショーワイージーハンド250】軽トラックにクレーンを取り付けました!

クレーン

軽トラに念願のクレーン取りつけちゃいました!

 

おさまりもばっちりなので紹介します!

 

軽トラック用簡易クレーン ハンドクレーン

 

トラックにクレーンと言えば、大型車を想像するでしょうが、実は軽トラック用のクレーンもあるんです!

 

軽トラ専用じゃなくても、「ハンドクレーン」「簡易クレーン」等の名称で売られていて軽トラにピッタリなものが数多くあります。

 

軽トラも立派なトラック!時には重量物をのせることもあるでしょう。

 

そんな時、クレーンがあれば楽に積み下ろしでますよ!

 

SHOWA EASY HAND 250  ショーワイージーハンド250

 

クレーン

購入したのはこちら。

 

「SHOWA EASY HAND 250」 「ショーワイージーハンド250」

というクレーン。

 

日本の企業で、正式名称は「株式会社ショーワ」です。

 

 

クレーンの他にも車やバイクのサスペンション関係を製造しているメーカーです。

 

残念ながら、今は生産していませんが、オークションでたまたま出品されているのを発見し、ゲットしました。

 

これを選んだ理由は、ズバリ 頑丈そうだから!

 

数ある軽トラクレーンの中でも作りがトップクラスにしっかりしています!さすが安心の日本製。

 

よく中華製のクレーンで「荷台が曲がった」なんて話を聞きますが、この機種は荷台にビームが張られていて、荷重を車体全部で受け止めます、だから荷台が曲がる心配はありません。

 

 

クレーンの諸元

このクレーンの最大吊り上げ荷重は250キロです。

 

軽トラの最大積載荷重が350キロなのであと100キロの余裕があります。

 

 

しかし!ここに落とし穴が!

 

 

クレーン本体が100キロ近くあるんです!

 

だから、 250キロの荷物を乗せたら過積載ギリギリの状態になってしまうのです!

諸元

 

しかも250キロ吊れるのは、クレーンのブームが1番短い状態の時だけ、それ以外は180キロが許容荷重になります。

 

説明

クレーンの取り付け 

クレーンと荷台は7本のボルトで固定されています。 位置合わせして、荷台に穴をあけました!

 

我が家のキャリイ、幸いにも穴位置にフレームや配線が干渉することなく、スムーズに取り付けできました。

 

助手席側は19㎜のボルト4本、奥にもう1本あります。

 

固定

運転席側は19ミリのボルト2本。

 

固定

そして裏には鉄板を挟み込んで強度を上げています!荷重が分散されるように工夫されてます。

 

固定

配線は荷台に穴をあけ、バッテリーへと引き込みます!

 

 

スイッチ

車内にスイッチを取り付けました。バッテリーに直接繋いでます。

 

ここでひと手間、
スイッチの手前にリレーをかませ、ACC以上じゃないと電源が入らないようにしました!

 

バッテリー上がり防止に一役買っています! 

 

クレーンで吊ってみる

さて、いよいよ動かしてみましょう!

リモコン

まず付属のリモコンを取り出します。

コネクタ

コネクターに差し込みます。次に、アウトリガーを設定します。

 

アウトリガーとは、クレーンが転倒しないように、つっかえとなる足のことです!しっかりしたクレーンには大体ついていますが、ない機種もあります。

 

これがないと、吊り上げた時に車体が大きく傾いて危険です!最悪転倒します。そのくらいアウトリガーは大事な役割を担っているのです。

 

 張り出し幅は3段階に調整できます。好みの張り出し幅でピンを差し込めば固定できます。

 

そして足の長さを調整し、地面に着地させます。調整はネジ式で伸縮し、取っ手が付いているので手で回すことができます。りがー

この足がアウトリガー。最小張り出し。車体から約10㎝張り出しています。

 

りがー

中間張り出し。約15㎝。

 

リガー

 最大張り出し。約30㎝。

 

言うまでもなく、一番安定するのは最大張り出しの時です。最小張り出しは、よほどスペースに制限がある時くらいしか使用しません。

 

基本最大張り出しで使用します

 

次にリモコンでフックを緩め、クレーンを旋回させます。旋回範囲は収納時の状態から180度。

 

キャビンにクレーンがぶつからないように、これ以上旋回できないストッパーが付いています。

 

まず250キロ吊りの場合・・・

ブーム

最大半径が1m

 

ブーム

クレーンを起こすと70㎝

 

次にクレーンを伸ばし180キロ吊りにしてみます。

 

長さは10㎝おきに5段階調整できます。

 

これも任意の長さでピンを差し込めば固定されます。

 

ブーム

試しにコンプレッサーを吊ってみます。最長140㎝。

 

140㎝あるの運転席側にある荷物も吊ることができます!

 

起こし

起こして100㎝。 

 

収納 

使い終わったら逆の手順で収納します。収納時の占有スペースですが。

収納

荷台壁からフレームの丸パイプまで約19㎝。

収納

モーターやクレーンはもう少しはみ出していますが意外に省スペース。積載性を犠牲にしません。

 

ちなみに大型バイクを積載する場合は、後ろのあおりを少し寝かせれば乗ります! 

カバー

雨にさらされないようカバーを作りました!もっとスタイリッシュになるように、カバーの改造を計画中です!

 

使用例

アタイは主に原木を乗せる時や、イノシシを乗せる時に使っています。(まだイノシシとったことありませんが笑 狩猟免許は持ってます)

 

あとは薪割り機を乗せたりもしています!

 

取り付け後早速試してみたくなり、原木を乗せに行ってきました!

コナラ

赤丸の推定80キロはあろうかという巨大な楢を乗せてみます!

 

こいつを荷台に乗せてやるー!

釣る

余裕でした! びくともしません!

 

釣る

この後クレーンを起こして、旋回させます。 

 

荷台

任務完了ー!乗せてやったぞー!

 

180キロまで吊れるのでまだ余裕があります!おそるべしイージーハンド!

 

後日、バイクの積み下ろしにも活躍してくれました!

その記事はこちら↓

クレーン

 

軽トラッククレーンのデメリット 

いいこと尽くしの「EASY HAND 250」ですが、感じたデメリットをいくつか挙げておきます。

 

荷台に穴をたくさんあける。穴あけのやりなおしがきかない

頑丈に固定するため、 荷台への穴あけ場所が多いです!外す予定がある場合、後々穴だらけの荷台になってしまいます。

 

しかも取り付けの際、正確に位置を決めて穴あけしないと、失敗したとき、その分穴の数が増えてしまうので慎重に位置決めしてください。

 

一度クレーンを上に乗せて、干渉部分がないかを確認しながらとりかかりましょう!

 

クレーン自体が重い

先ほども述べましたが、 クレーンだけで100キロ近くあります!最大積載量も100キロ減ってしまうので注意が必要です。

 

生産終了品の為、部品が無く、壊れたら代替え部品を探さなくてはならない

 代わりの部品になるものを探さなくてはならないので、その分修理に時間と手間がかかります。

 

この種のクレーンは油圧シリンダーのオイルシールが劣化し、オイル漏れしている場合が多いです。

 

私のクレーンもオイル漏れしていましたが、この部分のオイルシールは専用規格でした。メーカーに問い合わせても「生産終了した」とのこと。

 

でもどうにか復活させたいと思い、近くの油圧屋さんに持って行きました。

 

同じ径のOリングを入れてもらい、オイル漏れが治りました! 

 

余談ですが、高い油圧がかかるところはオイルシールより構造がシンプルなOリングの方が耐久性があるんだそうです!

シリンダー

 この部分です。19㎜のシールでした。

 

軽トラックにクレーンは黄金の組み合わせ!

 

取り付けた感想は率直に 「便利」

 

なぜもっと普及しないのか?と思うほどです。

 

こんな方にお勧めです↓

  • 重い荷物を載せる
  • 一人で載せる
  • バイクを載せる
  • 原木を載せる
  • イノシシやシカを吊る
  • 腰が悪くて荷物を持てない
  • 高齢者
  • 耕運機を運ぶ

 

用途は無限大です。

それではよい軽トラライフを!