アゲトラに実用性はあるのか?2インチと4インチを比較しそれぞれのメリットとデメリットをまとめました

アゲトラ

 

「アゲトラ」とは軽トラックをリフトアップしてオフロード仕様にすることです。

 

その「アゲトラ」 巷で流行中で、ちょくちょく見かけるようになってきました。

 

リフトアップ量は車種にもよりますが、主に2インチと4インチの2種類に分けられます。今回たまたま両者が揃う機会があったので、ここぞとばかりに比較することに!

 

色々試して分かったことがあったので、リフトアップを検討しているあなたが抱くであろう

  • 2インチか4インチで迷っている。
  • 見た目の差はどのくらい?
  • 実用性の違いは?

などの疑問が解決するかもしれませんよ!

 

↓4インチとノーマルの比較はこちら。

アイキャッチ

【キャリイda63t 】4インチリフトとノーマル車両を横並びで比べてみました!

 

2インチリフトアップ キャリイ da62t 

キャリイ

まずこちらが我が家のキャリイ。以後「白」と呼びます。

 

ブロックキットで2インチアゲてます。1インチ=2.54㎝ なので約5㎝アップですね。

 

 

以前DIYで取り付けました。取付に関してはこちら↓

キャリイ

キャリイをDIYで2インチリフトアップ 手順と方法を公開します 

 

タイヤ

汚くてすみません汗。足回りはN-BOX純正14インチスチールホイールに、グッドイヤーカーゴプロ155/80R14を装着。

 

タイヤ外径は603mm。純正の145R12は外径が542mmなのでタイヤだけで30mm車高がアガってます。

 

トータルで8㎝アガっていることになりますね。

 

4インチリフトアップ キャリイ da63t

キャリイ

旦那の「アゲトラ仲間」の車両。写真を撮らせてもらいたいことを伝えると快くOKしてくれました。

 

メンバーダウンで4インチアゲてます。この車両を以後「銀」と呼びます。

 

遠慮なく比べさせてもらいましょう!

 

63tは62tの一つ新しいモデル。ほぼフルモデルチェンジに近いですが、フレームなどの基本構造は共通だったりします。

 

なので純正車高は62tとほぼ同じと考えていいでしょう。

 

4インチリフトアップはキットが販売されていますが、取付は一度エンジンをフレームから離脱させるなど技術や専門知識が必要。

 

 

はっきりいってDIY上級者でないと厳しいです。

 

しかしその分大きなタイヤが装着できますし、ひと目で「アガってる」と分かる見た目になるので恩恵は絶大です。 

バックショット

足回りはエクストリームJ14インチホイールに 4インチリフトにはもはや定番ともいえるタイヤ マキシスバックショット 195R14を装着。

 

外径675mmで タイヤだけで純正から66mmも車高アップ!

 

トータルで16㎝アガってます。

 

XJ-04という型。格子状のスポークがワイルド↓

 
 
元祖エクストリームJのモデルはこちら。シンプルですが極太の直線8本スポーク。↓
 
 
 
ウワサですがバックショットは当たりはずれが多い?のだそう。ハズレはバランス調整するのに大量のウエイトが必要みたいです。
 
「アゲトラ仲間」はこちらで購入したそうですが、幸いにもハズレはなかったとのこと↓。
 

外観を比較

同じ車種で比較できればよかったのですが、身近に「アゲトラ野郎」がいなかったもので、違う車種になったこと、ご了承ください。 

 

フロント

比較

両者とも一目見るだけでただの軽トラではないことが分かります。

 

 

分かるんですが、、、

 

こうして並べると「白」普通の車高に見えてきちゃいます。

 

そのくらい「銀」の方が圧倒的な迫力を醸し出してます。

 

そして地面からのスキマも「銀」の方が大きく、オフロードはお手の物といった感じ。 

 

タイヤ回り 

フロント

タイヤ外径、フェンダーアーチともに「銀」の方が高く、大きく見えます。

 

ぱっと見 普通車か?というくらい。少なくともコンパクトカーよりは大きく見えます。 

タイヤ

 ホイールサイズは同じなのにタイヤでこうも雰囲気が変わるんですね!

 

アゲトラにはやはりマッドタイヤが似合います!

 

2インチだとタイヤの選択肢が限られてしまい、少なくともバックショットのようなタイヤは履けません。

 

気になるはみ出しですが、、、「白」はほぼツライチ。まあ一応計算して履かせたので笑 

キャリイ

「銀」はさすがに195mmの横幅は飲み込めず、10mmフェンダーモール装着でようやくツライチ状態。ほんとギリギリー!って感じです!

 

足回りは、スマートな「白」マッスルな「銀」という感じです。

 

あ、勿論ですが、 タイヤが軽の規格を超えてはみ出すと普通車登録になるので要注意です! 

 

サイド

サイド

両者ともフェンダーのスキマをうまくタイヤが補っています。

 

「白」は程よいアガリ具合でキャビンと荷台、足回りのまとまり感があります。車として見た目のバランスが取れているのはこちらでしょう。

 

しかし「銀」も車高が高い分タイヤサイズも大きいので別段不格好ではありません。

 

ここでワンポイント、どちらの車もステップの下を黒で塗装してるんです。

 

こうすることで車高がより高く見える効果があるんですよ! 

 

その記事はこちら↓

軽トラ

リフトアップせずに車高を高く見せる2つの方法。視覚効果を上手く利用する!

 

リアビュー

リア

「男は背中で語れ」 という言葉はアゲトラにも当てはまるようで、、、。

 

車好きが一番気にする?後ろ姿。自分の車が後ろからどのように見えてるのかは気になりますよね?やはりリアバンパーも黒く塗装すると高く見えますよ! 

 

2インチリフトと4インチリフトで実用性はどれほど違うのか?  

乗り降りのしやすさ 

 

車高が上がることによる乗り降りのしやすさはどう変化するでしょうか?

高さ
まずは「白」

モデルは「旦那」身長172㎝です。Aピラーの補助手すりに手をそえる程度で簡単に乗り込むことができます。

 

左足の太ももは地面とほぼ水平。8㎝もアガっているのに意外なほどスムーズ。

 

私も普段から乗り降りしてますが、特別乗りにくくはないです。

 

セミキャブでステップが広いからなのか、降りるときもそれほど気を遣わず、むしろ車高がほぼ同じ200系ハイエースのほうが乗り降りしにくいと感じるくらい。 

高さ

次に「銀」

「白」7㎝しか変わらないのに手すりなしでは乗り降りが厳しく、こんなにも違うのか。というのが率直な感想。

 

乗り込むとき手すりを持ち「よいしょ」っと勢いをつけなければスムーズにキャビン内に入れません。

 

左足の太ももの角度は膝の方が高く階段を3段飛ばしで登る感覚に近いです。

 

背の低い人にとっては車に乗るのがおっくうになるレベルですが。持ち主曰く、手すりをうまく使えば何ら苦じゃないそうなので、「練習あるのみ」とのこと。

 

たかが7㎝されど7㎝ですね。

 

結論、乗り降りのしやすさは「白」に軍配です。

 

荷物の積み下ろし 

軽トラの主な使い道は「荷物を運ぶこと」ですから積み下ろしのしやすさは重要な要素。

 

これが損なわれるということは軽トラの存在意義が半分消失しているといっても過言ではありません笑!

 

「白」は荷台が腰高なので、腕を伸ばしても持ち上げることさえできれば積み込めます。

一方「銀」は持ち上げた上でさらに肘を曲げないと積めません。

 

ちょっとの差ですが、重い荷物の場合、持ち上げるのが精いっぱいで腕を曲げることができない場合もあります。農家の収穫コンテナなんかは4インチだと積みにくいでしょうね。

 

ノーマル車高と比較してみたかったー。

積載
積載
 
 

 

バイク等の積み下ろし

62t
63t

 

 
 

バイクや薪割り機、耕運機などを乗せるとき「ラダーレール」というものを使います

 

このラダーレールを使う時に注意したいのが 荷台とラダーの角度。

 

角度がきつい、すなわち急坂だと、バイクを登らせるのは一苦労です。

 

さらに注意したいのが、腹下の余裕がなくなり、荷台との境目でつっかえてしまうことです。

 

そして角度を決めるのは 

  • ラダーレールの長さ
  • 車高   

車高が高いと角度がきつく、ラダーが短いと角度がきつく角度が緩くなる条件はその逆。というわけ。

 

さらに積載する物の最低地上高やホイールベースなども加味されますよ。

 

ラダー上端の角度。

荷台
荷台
 
 

全体像。

荷台
荷台
 
 

「白」は以前Vツインマグナ250を乗せた実績もあるので大抵のバイクはイケルと判断しています。

 

「銀」はこう見るとなかなかの角度。まずラダーを登らせるために助走をつける必要が、

 

積み込みに関しては「白」でも不便なところがあります。やはり荷台は低いにこしたことはありません。 

 

切れ角の違い

大径タイヤを履かせるとハンドルをきったときフェンダーにあたってしまいます。 

 

「白」は全切してもギリギリ干渉しないホイールとタイヤをチョイスしています。

このセッティングにたどり着くのには苦労しました、、、。

 

「銀」は、全切りするとインナーフレームに当たっちゃいます。そこでハンドルの切れ角を制限するストッパーを取り付けているんです。

ハンドルストッパー

↑こういうやつ

干渉は無くなりますが ハンドルをめいっぱい切ろうとするとストッパーが働いてそれ以上切れなくなる仕組み。

 

切れ角が少なくなると、山道など転回スペースが少ないときに苦労します。

 

では実際どのくらい違うのか2台並べてみると、、、

2台 

ぬぬ!

 

あんまり変わらないような、、、

切れ角

上から見てもほぼ同じに見えます。

 

タイヤが太いからと言って切れ角が大幅に変わることはなさそうです。

ストラット

「銀」が問題なく切れるのはこのストラットのおかげ。タイヤを外に配置することでボディとの干渉を防ぐ&キャンバー補正してくれてるんです↓

 

2インチリフトはキャンバーボルトで補正します↓

 

死角の違い

死角
死角
 
 

運転席から前方のペットボトルが全部見える位置までの距離を測定します。

 

つまりペットボトルの位置から車までが「死角」になるわけです。背の高い物なら見えますが、例えば子供がバンパーのすぐ前に立っていたとき、死角にすっぽり入りこむことは十分に考えられます。

 

車高が高くなればなるほど足元の四角が大きくなるので注意が必要ですね。

 

死角の範囲については「白」「銀」ともに差はほぼありませんでした。その理由はおそらく運転席の位置の違いだと思います。

 

「白」の座席の方が後ろにあるのでその分足元が視認し辛く結果的に「銀」と同じくらいになっていると思われます。

 

実用性は2インチ、見た目は4インチ  リフトアップ量によってそれぞれメリット、デメリットがある

キャリイ

ガンガン仕事で使う場合は実用性を考慮し2インチまで、軽トラを趣味に使う場合は4インチで開放的に、といった感じでしょうか。

最後にそれぞれのメリットとデメリットをまとめたので参考にされてくださいね!

2インチのメリット
  • 荷物の積み下ろしが楽
  • 乗り降りが楽
  • ラダーも使用できる
  • 死角が少ない
  • 費用が安い 
 
2インチのデメリット
  • 4インチに比べ迫力に劣る
  • 中途半端
  • ブロックタイヤが履けない 

 

 

4インチのメリット
  • オフロードガンガン攻めることができる
  • 運転中の視界が良い
  • 見た目がカッコいい
  • タイヤ・ホイールの選択肢が多い(ブロックタイヤも履ける) 
 
4インチのデメリット
  • 背の低い人は乗り降りがきつい
  • 前方死角に注意が必要
  • 荷物の積み下ろしがきつい
  • 費用が高い 

 

それではよい軽トラライフを!

 

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