Lifebasisの孵卵器をレビューします!
購入したのはこちら、いわゆる「格安孵卵器」の部類です。
- 自動転卵
- 鶏の卵なら10個まで
- 温度調整可能
- スチーム機能
「転卵機能」はハイスペック孵卵器にしか搭載されておらず、価格も2万~します。
基本6時間おきに転卵しないと、胚が固着してしまい、孵化率が下がるんですが、ついつい忘れちゃう&面倒なんですよね、これを自動でやってくれるのはありがたいです。
Lifbasis孵卵器稼働
全体がプラスチック製で軽いです。
使い方は簡単
2 水を入れる
3 温度設定
4 コードつなぐ
5 スイッチオン
内部は仕切り板で10個置けるようになってます。
水は蒸発したら継ぎ足す仕組み、自動的に湿度を保ってくれ、約5日で空になります。
仕切り板の周りがギアになっていて回転した時に転卵できるのですね!
ギアはこうなってます。白いボックス内にモーターが入ってます。
温度設定はモニター表示、好みの温度に調整して決定ボタンを押せば稼働ランプが点灯し、保温が始まります。 鶏の場合約38℃が適温です。
上蓋の裏に温度センサーと電源コードがあります。 蓋を勢い良く開けると電源コードが切れそうになるので注意!
というわけで
有精卵9個を購入し、さっそく孵化に挑戦しました!
品種は「岡崎おうはん」
卵も肉も美味しい「卵肉兼用種」です。卵も1日1個産んでくれます。産卵から21日で孵化しますよ。
鶏の生態についてはこの本がおススメ↓ 鶏を飼おうと考えているあなたにぜひ読んでもらいたい一冊。
温め始めて1日後
さっきも言ったけど21日かかるニャ。気長に待つニャー
2日目 転卵している・・・?
スイッチをいれたら、モーターからジーという音がします、
ちなみにこの音、気になる人は気になります。時計の秒針のカチカチ音くらいでしょうか。
アタイはギアがまわる瞬間が見たくて30分ほどはりついたけど、、、 回ってない??( `―´)ノ
一向に卵が転がる様子はありません。
モーター音だけで、実は転がってない「転卵詐欺」の可能性が高まってきました。まあ最悪24時間に1回転卵できれば大丈夫なようですが、気になってしょうがありません。
そこで、卵に印をつけて確かめてみることにしたのです!
6時間後、移動してました!
どうやらアタイは勘違いしていたようです、
ギアは一気にガコっと回るのではなく、時計の針のように長い時間かけてゆっくり回っているようなのです。
7日目 うそでしょ? 転卵モーターが壊れた!
5日目くらいから「ジコジコ」とモーター音が大きくなはじめました。
そうですね、、、 洗濯機の音より少し小さいくらいでしょうか。
しかし明らかな異音、でもモーターは回っています。原因を確かめたいけどもう孵卵開始しているので今さら分解できないし、そのまま様子を見ることに。
そして7日目
音がとまった!と同時に転卵しなくなりました。
静かになったのはモーターが止まったからなのね、、、
てか1週間で壊れるなんてあんまりだ、、、中華製は怖いわぁーーー。
でも、「家の中ってこんなに静かなんだ」っておもいました、今までどれだけモーター音がすごかったのかが身にしみましたよ。
まあ壊れたのは仕方ありません、今さら新しく孵卵器を買う余裕もないので気を取り直し、1日3回、手で卵を転がすことに。
15日目 中止卵発見
殻の表面に汁のようなものが滲んでる卵が一つだけありました、そしてその汁が臭いんです、明らかに腐ったにおいがします。どうやら中止卵のようですね。
割る勇気がなかったので、受精卵じゃなかったのか、それともトラブルが起きたのかはわかりません。
家中が臭くなるので速やかに処分しました。
こういった現象が起こる卵はほぼ中止卵です。毎日チェックしていれば早めに発見できるので、臭くなる前に処分するのが吉ですね。
21日目 卵の中からピヨピヨ ついに生まれた!
まだ殻が割れてないのに声が聞こえ始めました。どうやら順調に育っているようです。
よく見ると表面にひびの入っている卵もありましたよ!
それから数時間後、
最終的にかえったのは2羽。
残念ながら他の卵は反応なし、9分の2なので孵卵率は良くないですね、、、
ワンチャンまだ生まれるかもなのでそのまま2日ほど置いてみましたが、気配が無かったのでここで孵卵器をOFFに。
では残った卵たちはなぜ孵らなかったのか?気になったので割ってみると、、、、
全ての卵が雛の形になってました!
それも生まれる寸前の状態で中止卵に。つまり有精卵だったってことです。
でもなぜ中止卵になってしまったのでしょうか?
- 温度設定ミス
- 転卵してない
- 湿度設定ミス
- 3日前に転卵を停止させていない
が原因として挙げられます。
今回の場合雛が完全体だったので、孵卵器の不具合じゃなく「転卵を止めるタイミングが遅かった」と推測してます。
孵化する3日前に転卵を止めないと、気室が変形する?からか、孵化に影響するようです。
生まれたばかりのヒヨコは、暑さ、寒さに弱いです。「保温電球」のそばに移し替えて32℃くらいに調節します。
おススメの孵卵器
R-com pro10 アールコムプロ10
- 10個まで可能
- 転卵機能付
- 温度調整
- 湿度調整
- 孵化3日前から転卵中止機能付き
- 検卵ライト付き
値段はそこそこですが、これだけの機能があれば十分!
何より孵卵器専門メーカーなので信頼性高し。
特徴は検卵ライト光を当てることで胚の状態を観察できること、成長具合や中止卵をみつけることが可能になります。
早めに中止卵を見つけることができるので、直前になって「有精卵じゃなかった~」 ってがっかりすることもなくなります。
そして 3日前に転卵を止めてくれる機能もありがたい、21日もあると「転卵を止める」てことをついつい忘れがちなんですよね。しかもこの機能が装備されてる孵卵器ってなかなかないんですよね!
リトルママ
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同じくRcom社が放つ孵卵器、鶏だと3個までしか孵卵できませんが、コンパクトだし基本的な機能は備わってます。
「自宅で孵卵にチャレンジしてみたい」 孵卵器初心者にオススメの樹種です!
さらに多くの卵を孵化させたいなら↓
ビッグママ
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リトルママの大きいバージョン だから「ビッグママ」 分かりやすいですねー。
機能もリトルママと同じです。1度に20個まで孵卵可能!
まとめ 格安孵卵器はギャンブル性高し
というわけで 格安孵卵器は「コスパ高くて言うことなし」とはなりませんでした。
それではLifebasis 孵卵器を使ってみて分かったことを簡単にまとめます!
- 自動転卵機能付き
- 安い
- モーター音がうるさい
- 信頼性がイマイチ
まぁ安いモノには理由があるのですね! たまたまハズレを引いただけかもしれませんが、アタリだったら調子よく動いてくれるのでしょうか。
でもこれって使ってからじゃないと分からない、それすなわちギャンブルなわけです。
ブルーレイが出たばっかりのころ、3000円のブルーレイプレイヤーが売られていて、思わず飛びついたけど3日で壊れたのを思い出しました。
失敗したくないのなら多少値が張ってもR-COMなどの信頼できるメーカー製を選ぶべきかもしれませんね。
それではっ!