どうも!よし子です!
1年放置した我が家のミニ耕運機ホンダFF300
エンジンかけようとしましたが、完全にすねておりかからず、、、。
耕運機のエンジンがかからない原因はキャブレターの詰まりであることが多い
- スパークプラグの劣化
- 燃料切れ
- キャブレターの詰まり
半年~1年放置して始動ない原因はたいていこのうちのどれか。
今回1、2を確認したら大丈夫だったので、 あやしいのは“キャブレター”でした。
キャブレター清掃したら案の定1発でエンジンがかかったよ!!
というわけで、この記事はホンダFF300(サラダ)オーナーの
- エンジンがかからない
- アイドリングが不安定
- 調子が悪い
- キャブレターをメンテナンスしたい
の問題を解決するための記事です。
作業の注意点が多いですが、こまかい部分も丁寧に写真つきで解説します。
ホンダFF300(サラダ)キャブレターの清掃方法
手順はつぎの通り
- 燃料コックOFF
- キャブレターを取りはずす
- キャブクリーナーで清掃
- 元にもどす
簡単に書いてますが、実際やることはおおい、
しかもキャブレターは精密部品なので、慎重に取り扱わなければなりません。
ある程度の器用さも必要です。
でも安心してください。
この記事の通りにやれば失敗しませんので!!
キャブ清掃に使う道具
左から
- キャブクリーナー
- プライヤー(ネジザウルス)
- ラジオペンチ
- ラチェット8mm
- ノズルクリーニングツール
- プラスドライバー
これだけ揃えればOK!
FF300のキャブレターはどこ?
向かって右部分
黒い箱が「エアクリーナー」でその奥にキャブレターがあります。
キャブレターにたどり着くには周りのパーツをはずす必要があります。
エアクリーナーを取りはずす
さっそく分解しましょう!!
まずはエアクリーナーをはずします。
外カバーは手ではずせます。丸部分がツメ。
カバーを外したら、キャブレターとエアクリーナーを固定してある8mmナット2個(水色)を緩めます。
本体とエアクリーナーを固定するボルト8mm(赤丸)もはずします。
するとエアクリーナーがはずれそうになります、
が、まだです!
上からのぞき込むと3本のホースが見えます。
これをはずさなくてはならないのです。
エアクリーナー離脱完了!
ついにお目見え、青丸がキャブレターです。
金属パネルをはずす
チョークの台座である金属パネルを外します
これは後々チョークロッドを外し易くするための下ごしらえです。
スロットルロッド&チョークロッドをはずす
ここからの作業はデリケート、ミクロの世界です。
- 部品が小さい
- ロッドが曲がりやすい
- プラスチックが割れる
などのリスクがあります。
不安な人は農機具屋に修理依頼するのが吉。
見えづらいので老眼の人は特に注意!
キャブレターの上に2本の金属棒があります。
手前がチョークロッドで奥がスロットルロッド。
これをはずします。
どうやってつながっているのかというと、
棒の先がフックのように曲がっていて、プラスチックの台座に引っかけてあるだけなんですね。
見た感じ簡単にはずせそうだけど、これが絶妙な収まり具合なんです。
しかるべき手順を踏まないとはずれません。
手間を省こうとして無理にはずすと、、、
- 棒が曲がる
- 台座が割れる
など、確実に失敗します。
なぜここまで言い切るのかというと、
アタイが実際にやらかしたから!
省略すると、とんでもない代償を負う羽目になります。
結局壊れたパーツを取り寄せるのでかえって時間がかかります。絶対にやめてください!
チョークロッドのはずしかた
先程はずした金属パネルの奥にあるチョーク本体を固定するナット(水色)を緩めます。
スパナが入りにくいので“ネジザウルス”でつまみながら回しました。
先の曲がったプライヤーがあれば便利です。
チョークが緩むとロッドの遊びが増えます。
ここで引っかかりをはずします。
スロットルロッドのはずし方
ここが一番の山場。
スロットルロッドは奥にあってはずしにくいのと、プラスチックの部品が多数あるのがその理由。
↑バネも一緒にはずします。
まずは右側の部分
この黒いプラスチック部品を、、、
矢印のように起こします。
指でつまんで手前に引くと抜けます。
次にキャブレター側のロッドをはずします。テンションがないのですいッと抜けます。
次にバネをはずします。
バネはラジオペンチで抜くとスムーズ。
これでキャブレターがフリーになります。
手前に抜いて離脱完了!!
キャブレターを掃除する
“ジェット”はネジに小さな穴が開いたような部品。
穴の中を燃料が通ります。
穴が小さいだけに詰まりやすく、劣化した燃料や異物が詰まるとエンジンがかからなくなるのです。
チャンバーケースをはずす
チャンバーケースをはずします。
8mmのドレンボルトを緩めればOK。
ジェットの穴を確認する
ケースの中身はこうなってます。
スロージェットを見てみると、、、
穴が見えないっっ!!
そらエンジンかからんわ。
ジェットの清掃
キャブクリーナーと、ノズルクリーニングツールを用意します。
キャブクリーナーは超強力なYAMAHA製がおすすめ!
ホムセンの安いキャブクリーナーと違ってがんこな汚れをどんどん落としてくれます!
そのかわり皮膚につくと激痛が走るので手袋&ゴーグルは必須。
目に入ると失明するレベルです。
ノズルクリーニングツールは細い棒のセット、ジェットの穴径に応じた太さの棒を差し込み、穴を掃除できる便利ツール。
ジェットにキャブクリーナーを吹きます。
ジェット本体が見えてきましたがこれじゃ穴が開いてるか分かりません。
マイナスドライバーではずせるので、取り出してみます。
汚い(‘Д’)まだ詰まってますね、、、
きちんと掃除すると、、、
穴から光がさしこみます!!
指の大きさと比較してください、ほんと小さい穴なんです。
これがつまるとダメだなんて、機械ってよくできてるわ。
元に戻す
分解と逆の手順で組み立てます。注意点もおなじです。
ゴールはすぐそこですが、焦らずに組み立てましょう。
組み終わったらエンジンをかけます。
始動すれば成功!!
長期保管でキャブレターを詰まらせない方法は?
しばらく使わないときは、キャブレター内の燃料をぬいておきましょう。
キャブレター内の燃料だけぬく方法は、
↑燃料コックを閉めてドレンボルトをぬくと、キャブレター内の燃料だけ排出されます。
ホンダFF300のキャブレター清掃まとめ
キャブレターの清掃より、本体からキャブレターををはずすのが大変でした。
FF300に限らず、家庭菜園でつかうサイズの耕運機のキャブレターは「フロート式」といってほぼおなじような形状です。
もし今使っている耕運機の
- エンジンがかからない
- アイドリングが不安定
- 調子が悪い
- キャブレターをメンテナンスしたい
のなら、ぜひトライしてみてください!!
それではっ!!