でもさぁ、薪を燃やすってことは
煙→大気汚染
二酸化炭素→温室効果
ってことじゃない?
だからむしろ悪い気がするんだけど、、、
カーボンニュートラル!?
な、なによその難しそうな響きの言葉!
エコな理由はカーボンニュートラル(以降KN)にあり!
薪ストーブ上級者なら知ってて当たり前? のこの言葉、もちろんアタイは知りませんでした( *´艸`)。
最近では、環境活動家の “グレタトゥーンベリ” さんもKNの達成について言及してました。
KN は簡単に言うと 自然界の中で炭素を循環させるってこと。
バイオマスは燃焼すると当然CO2を排出しますが、もともとそのCO2は植物などが成長する過程で、大気中から吸収したものであり、トータルとしてCO2の量は変化しないという考え方です。
例えばガソリンを燃料に走る自動車からは排気ガスとして二酸化炭素がでます。
しかし、これは元の化石燃料には戻りません、
つまり循環できないからKNではないのです。
次に薪ストーブで薪を燃やして出た二酸化炭素、これは木の光合成で吸収されます。
そしてその木を人間が切り、薪として使うので結果プラスマイナスゼロ、
循環が成立してますよね、これがKNです!
薪ストーブは厳密にいうとカーボンニュートラルではない?
薪を燃やして循環させること自体はKNですが
KNじゃない理由は薪作りの過程にあります
木を切る時、チェーンソーを使う
薪を割る時 薪割り機を使う
そう、化石燃料を使う場面が多々あるのです。
エコな薪作りをするとこうなる!
薪ストーブで完璧なKNを目指すのなら薪の調達方法をどうにかしなければ!
というわけで、 エコな薪作りについて考えてみました!
ノコギリで伐採&玉切り
チェーンソーは使えません、ノコギリで切断するのです。
実際にチェンソーの排気ガスって問題視されていて、最近では “グリーンチェーンソー” という大型のノコギリも販売されてます。
ひたすら斧で割る!
薪割り機はつかえません、斧で割るのです。
どんなひねくれ薪でも斧しか使ってはダメですよ、すべてはKNのためです。
割った薪を台車で運ぶ!
車はつかえません、台車か手で抱えて運ぶのです。
ログキャリーがあれば便利ですが、、、それでも大変ですね。
これでようやくKN達成!
しかし、文明の利器に頼らず薪を調達してる方はどれだけいるでしょうか?
おそらくいないと思います、だってものすごい労力ですもの!!
“ピラミッド” ってすごいと思いません?? 機械のない時代にあれだけのものを作るなんて並み大抵じゃありません。
それに比べ私たち現代人は薪作りごときでヒーヒーいってるのですから、だいぶ弱ってる証拠ですね。
まとめ
タイトルの 薪ストーブはエコなのか?の答えは、
薪ストーブ暖をとること自体はエコ、しかし薪を調達する過程はエコではない
ってのがアタイの考え!
ストーブや煙突を製造する過程でも温室効果ガスは発生しているので厳密にはエコではないかもしれません
しかし、「継続的に使用する」 という観点からいけば、常に電気を消費するエアコンなんかよりはずいぶんエコです。
限りある資源、大切にしていきたいですね!