最近、薪ストーブの焚き付けに「樹皮」を取り入れたよし子です。
山から切り出したヒノキを柱に加工する時に出た大量の樹皮を眺めながら
とおもい使ってみたら、、、
爆燃!!
それからというもの焚き付けの成功率が100%になったのです!
樹皮は着火剤をしのぐほどのポテンシャルを秘めていることが分かりました。
樹皮が焚き付けにもってこいな理由
まず樹皮と言っても 針葉樹のほうです。広葉樹の樹皮はなぜだかうまくいきません。
メリットは
- 火力がピカイチ
- 手に入りやすい
- タダ
- 乾くのが早い
- 100%天然成分
火力がピカイチ!
針葉樹の樹皮は乾燥から身を守るため、「ヤニ」という油分を分泌します。
皮にはヤニが多く含まれていて、これが燃えることでブーストがかかって火力が一気にアップします。
手に入りやすい・タダ
日本の森林の多くは針葉樹林です。森林再生などで間伐された杉やヒノキは広葉樹に比べ手に入りやすいのです。
そして、薪割りすると出てくる木っ端ども、、「スルメ薪」なんかも大量に出てくるけど、それに負けじと樹皮も出ます。
これを集めるだけであら不思議、薪割と焚き付け作りが同時にできちゃうのですよ!まさに一石二鳥!
乾燥が早い!
水分より油分が多いので、 日なたに4日もおいておけば乾きます!
小枝でも2週間以上かかるので即戦力として使えるのは頼もしい!
100%天然成分
天然成分だから有害物質を含んでないんですね。
着火剤の中には石油や化学物質が使われているものもあり、燃焼とともに有毒ガスを発生させることもあるので、その点樹皮は 100%オーガニック素材だからその心配もありません。
着火剤として使ってみた!
3日乾燥させたヒノキの皮で火を起こしてみます!
薪ストーブの中に放り込んでマッチで着火し、燃え方を観察します!
10秒後
20秒後
30秒後(熱で皮がばらけちゃいました)
火が回ったら上から薪を乗せれば焚き付け完了!最近もっぱらこの方法です。
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樹皮着火剤の作り方
本格的に作りたい方は、丸太から皮を剥ぎ取りましょう。
とりあえず「鉈」があればOK。
まずは鉈で樹皮をコン
身と皮の境目に刃を入れればスルスル剥けます!今は冬ですが、夏場だと木が水を吸ってさらに剝きやすいです!
快感~! 病みつきになりそう。
ひたすらベリベリ、、 クッション材のプチプチを潰す感覚に似てます。
あとは適当な大きさにちぎって乾かすだけ! 簡単でしょう?
全部むけるとツルツルになります!
皮むき道具の色々
皮むき器
樹皮を剥ぐ専用の道具があります、野菜の皮をむくピーラーが大きくなったようなものですね。
以前使ってましたが、針葉樹の皮は鉈のほうが使いやすかったです!
鉈
オーソドックスなアイテム、皮むき初心者にはオススメ!
ちょうな
大工さんが丸太を製材する時に使う道具、丸太の上に立ってキツツキのように気を削ります。
樹皮のかたい木はコレがよさそう!
結局おススメは手に入りやすい「鉈」です。
「皮むき機」や「ちょうな」はマイナーすぎてホームセンターに置いてないこともあるし、値段も高いんですよねー。
まとめ
ヒノキの皮、現時点で最強の着火剤として君臨してます。
手に入りやすいので、キャンプの時「着火剤忘れた」なんて時も探せば見つかるし、あ、同じ針葉樹でいえば 「松ぼっくり」も良い着火剤になりますよ!
「油分」をふくんでいるから勢いよく燃えるんですね。その代わりススが出やすいという欠点があるけど、使いすぎなければ大丈夫と割り切ってます!
使い勝手や着火性能は市販の着火剤と遜色ないので、 「脱・着火剤」を目指している方にはうってつけ! ぜひ試してください!キーワードは「ヤニ」(油分)ですよ!
それではっつ!