どうも、よし子です!
無事移動が完了した鶏小屋です。
今回はいよいよ“屋根作り”に取り掛かりますよ!
片流れ屋根は施工が簡単で安上がり
アタイが屋根を作る時に重視したのは、簡単さと安さです。
屋根の形状は切り妻・寄棟などがあり、基本的に複雑になればなるほど施工性が悪く、コストも高くなります。


というわけでアタイが選んだ屋根は
片流れ屋根

どうです?このシンプルさ
余計なものが無くスパーンと一直線に傾いているのが特徴。
遊び心はないかもしれませんがしょせんは鶏小屋、雨さえしのげればどんな形だっていいのです!
シンプルがゆえに使う材料も少なく、木材のカットも必要最小限。
そして屋根としての機能も十分とくれば これ以外選択肢はありません!
屋根の勾配(傾斜)を決める
勾配とは屋根の角度のこと
この図でいうと、

横に10寸いくごとに2寸高くなるというわけ。
一般的に寸で表されますが㎝でも同じこと、横10㎝ごとに2㎝高くなる計算です。
・天井が低くなる
・屋根の水はけが悪くなる
・屋根の面積は少なくなりコストダウン
というわけ、
勾配が緩いと使う屋根材によっては雨漏りの原因になるので、屋根材を事前に決めてから勾配を決めるのが得策といえます。

↓オンデュリンが使える屋根勾配を調べたところ、公式サイトに答えが載ってました。
Q:最大屋根勾配は? 最小は?
A:ONDULINE®・シートは、最小で5°から最大で 90°までの勾配を持つ屋根に取り付けることができます。
最小5度ってことは、 1寸勾配で5.7度だからほぼ平らな屋根でもOKなんです!

考えた末、2寸勾配に決定!
理由は、
なんとなく笑
というのは嘘で、
2寸ってのは、トタン、ガルバリウム、ポリカ波板、オンデュリン、など幅広く使える角度なんです。

「アスファルトシングル」は3寸5分以上が推奨だから使えないわね。
ということで急な屋根材の変更にも柔軟に対応できるってことなんです!
はい、別に2という数字が好きなわけではありません(笑)

まあ、しいて理由をあげるなら、緩すぎず急すぎずといったところです。
急すぎると屋根の上で作業しずらくなるし、かといって緩すぎると雨漏りの心配があるし、二律背反ですね。
小屋束のホゾ作り、母屋・棟木と連結させる
今の状態じゃ完全にフラット、そこで棟木、母屋を乗せるための束を立てていきます。


仕上がりイメージはこんな感じ
おなじみの角のみ登場!


ホゾを作っていきますよー!

オス側は丸ノコを深さ調整し、四辺をカットした後ノミでコンコン!



あっという間に出来上がり!

出来上がった束に、母屋と棟木を組み込みます。
旦那と二人がかりですが、これがしんどいのなんの!
なにより効いたのが不安定な梯子上で木材を肩より高く持ち上げる作業、
普段眠らせている“インナーマッスル”をフル稼働させてやりましたよ。

ホゾだけでは完全固定できそうにないので「かすがい」と「金物」で追加固定!


片流れの屋根組み完成

2寸勾配でも一番上はかなりの高さになりました。
シンプルな形が一番強くて安上がり。
片流れ屋根はDIY初心者の方におすすすめできる屋根といえます!
2寸勾配も使える屋根材の種類が多いですし、屋根上での作業も苦になりません。
次回から屋根上での作業になるので、角度がどんなものかぜひご覧ください!
というわけで次回は屋根完成編です!
・天井が高くなる
・屋根の水が流れやすい
・屋根の面積が増えコストが上がる