【200系ハイエースDX】防音・断熱に挑戦!ルーフ編

ハイエース ルーフ

こんにちは、よし子の旦那です。

 

200系ハイエースのDXの天井に防音・断熱に挑戦したので手順を公開します。

 

今回施工するのは友人のハイエース、3型、DX GLパッケージです。
ファミリーカーとして使うんですが、DXのため快適性に乏しい、、、

 

しかもディーゼルなので運転中は後ろと前の会話も厳しいくらい車内にエンジン音が響き渡るし、雨の日は天井の雨音がうるさいし、、、何とかしたい!

 

旦那
我が家の100系ハイエースバンといい勝負!

 

ということで、少しでも乗用車に近づけるべく、できる限りの防音・断熱をやってみようということになりました。

 

この手の記事、S-GLはよく見かけるんですが、DXはあまりないんですよね。
手順を知りたい方もいるんじゃないでしょうか?

 

天井の防音材・断熱材を選ぶ 

まず、防音材断熱材、施工する場所は一緒ですが役割は全然違います! 

 

防音材とは?

文字通り音を防ぐ素材。音は物が振動して発生します。

太鼓

振動による「音」は例えば「エンジン音」「風切り音」など車のいたるところから発生しています。

防音化は「デッドニング」とも呼ばれ、それらの振動を食い止め、さらに言うと発生した振動を車内に入れさせないことをいうのです。

断熱材とは?

熱を通さない素材のこと。

 

スポンジのような厚みのあるものが多く、空気層で熱が透過するのを阻止します。もちろん冷気も遮断できますよ!

 

「じゃあどっちを先にすればいいの?」ですが、先に防音材を貼り、その上に断熱材を貼るのがセオリー。

 

というのも防音材は車の鉄板に直接貼らないと振動を吸収できないからです。その反面、断熱材は防音シートの上から貼っても効果は変わりません。

 

防音にはレジェトレックス 断熱は東レぺフシートをチョイス

これらのいいところは片面がシールなのですぐに貼れるところ

とりあえず特大2枚組で足ります↑

 

 

↓ペフシートは3㎜、5㎜、10㎜厚があり今回は10㎜をチョイス。

 

作業開始 まずはルーフをはずそう

ルーフ

ルーフは 前 中 後ろの3分割になってます。

準備するものは、クリップ外しドライバー、たったこれだけです。

通称内張りはがし と呼ばれています。いろんな形状があればベター。 

 

ルーフ後部の内張りをはずす

さあ、後ろから順に外していきますよー!

 

基本的にカーファスナー(通称ゲジゲジクリップ)でとまっているだけなのでクリップ外しで外すだけ。たくさんあります! 

 

ここで注意点!

クリップ外しのテコはフレームのあるところで使いましょう。

クリップ

赤線がフレーム↑天井パネルは薄いので、何もないところテコると簡単にへこんじゃいます。

天井のフレームは横に走っているので横向きに入れると間違いないですよ!

 

クリップは消耗品ですが、できるだけ再利用したいもの。

まっすぐ引き抜くようにすれば最小限のダメージで済みます。

クリップ

こねくり回すと返し部分がめくれあがってしまい(通称バンザイ)使えなくなっちゃうんです。
お陀仏したら新しいのを買いましょう。↓このクリップです

 
ルーフ

後ろと中の間にはモールが入ってます。これもクリップで止まっているだけですが「トリムクリップ」と呼ばれるもので形状がちょっと違います。これもまっすぐ抜きましょう。

 

ルーフ中央の内張りをはずす

ルーフ

室内灯のネジ2本をドライバーで外します。あとはクリップのみ! こんなに簡単でいいの?と思うくらい順調です。  

 

ルーフ前方の内張りをはずす

ここは少し厄介。

室内灯、Aピラー、バイザー 、アシストグリップを外す必要があります。基本ドライバー1本でOK。

ルーフ

まずは室内灯から。ネジ2か所。

 

アシストグリップは蓋を外すとネジが現れます。

グリップ
クリップ

ツメを折らないように注意!

 

Aピラー

Aピラーの外し方ですが、ダッシュボードに根元が刺さっているのでクリップ3か所を外したあと、上に引き抜くようにしてはずすとうまくいきますよ。

 

バイザー

バイザーはネジ3か所のみ! ドライバーが入りやすいよう向きを変えながら。

 

ルーフの内張り離脱完了

離脱

3人で15分程度。一人でも30分あればいけそうです。そして鉄板には何もなし!そりゃ音も熱も入りまくりです。

トヨタさんの徹底した低コスト戦略うかがえます!(ディスってるわけではありません笑) 

ルーフ

ルーフ、薄いですね。段ボールのような素材。

 

隙間

隙間は2㎝。防音・断熱材を2㎝以内に収めなければなりません!

東レぺフ10mmを選んだのもこの為です!

 

断熱材の厚みがあればあるほど効果が高いのは当たり前ですが、無理に詰め込むと天井が波打ったり、最悪落ちてくることもあるので。 

 

レジェトレックスを貼る 

まず天井をパーツクリーナーで拭き上げ油分を取り除きます。

 

10㎝×20㎝を量産します。この大きさが鉄板の平たい部分にちょうどいいんです。

レジェトレックス
貼る
ローラー

こんな感じで貼り付けます。 効果を最大にするため、ローラーへらを使い密着させましょう。地味だけど大事な作業です。

 

 

 

東レペフシートを貼る

同じく横126㎝×縦25㎝の大きさを量産し。横のビームを避けて貼ります。

前だけ広いので1枚だけ126㎝×56㎝にカット!

ペフシート
 

厚みがありますがカッターを何回か通せば楽に切れます。
 

貼る

あとは貼るだけ!

 

完成

完成ー!貼り付けた後は元に戻して終わりっ!厚みも2㎝以内に収まっています!

15㎜厚のシートまではいけそうです。

 

まとめ:ハイエースDXは内張のはずし方さえ覚えれば簡単に静音化できる 

 

内張りが少ないだけあって簡単でしたよ。あっけないくらいすぐに終わりました。

 

気になる効果ですが、、、
なんとなく静かになった?くらいです。

 

これが雨の日や真夏だと分かりやすいかもしれません! 

 

正直屋根だけでは防音・断熱の効果は薄く、ドアを施工することで効果が出てくるものと思います。

 

こだわりたい方は、プラスで 吸音シート遮音シートフェルトシートなどを重ねれば効果は倍増するでしょうね。でも隙間が2㎝以内なので詰め込むのは難しいかもしれません。

 

というわけで次回、床の防音・断熱に挑戦します!