こんにちは!よし子です!
薪割りしていると必ず出会う枝分かれや節ありのツワモノ、斧では歯が立ちませんよねー。
みなさんどうしていますか?
- あきらめる
- チェーンソーで切り刻む
- 埋めて土に還す
おおよそこのあたりではないでしょうか。
潔く薪にするのをあきらめればいいんですが、貧乏症の私は「残らず薪にしたい!」と思っちゃうんです。
そんな時に便利なのが薪割り機。
2年前に購入し、圧倒的なパワーでバキバキ割ってくれる頼もしいやつ。高いお金を払って買った甲斐がありました!
しかも薪の生産スピードは斧の3倍以上!
しかし、
本当にどんな木でも割れるの?割れない木もあるんじゃないの?
と思いの方もおられるのではないでしょうか。
なので実際に薪割り機を酷使し、限界に挑戦してみようと思います!
- 破砕力は何トンあればストレスなく割れるのか
- どの種類の薪割り機を購入しようか迷っている
- エンジン式の薪割り機に興味がある
PH-GS13PRO GX (現在は後継機のGLS15PROが販売されてます)
我が家の薪割り機。ホンダプラウから販売されているエンジン薪割り機で人気のモデル。
しかし、このPH-GS13PROーGXはすでに生産が終了してしまいました。
その後パワーが15トンにアップしたPH-GS15PRO-GXが販売され、今はGS15PRO-GXをさらに改良した「GLS15PRO」が販売されています!
注目はサイクルタイムが8秒から7.5秒に短縮されたところ!スピーディに薪割りできます!
人気の秘密は女性でも移動できる軽さ、収納スペースもバイク1台分程度でコンパクトなんです。
普段は薪小屋の中に 専用カバーをかけて保管しています。
↑油圧装置は精密機械。ホコリやゴミなどがシリンダーを傷付けたり、オイルシールが劣化したりしないようカバーは必須。
↑4分30秒あたりから移動のシーンがあります。これが購入の決め手となりました。
そして
破砕力は13トン。
そうなりますよねー。
目安としては、町中で見かける10トンダンプ。
こういうやつ↑
これを余裕で持ち上げるパワーがあるってこと。とにかくすごい力なんです。
巷には20トンや30トンの薪割り機もあるんですが、30トンだと3台も持ち上げれると考えると文明の利器の凄さを感じますね。
いざ、試し割り!
13トンがどこまで通用するのか、今回は3つの木を用意しました。
- 直径20㎝の楠
- 直径45㎝の節ありコナラ
- 直径50㎝の節ありケヤキ
いずれも斧で割るのはあきらめた強敵達です。
直径20㎝の楠を割る
楠は繊維が絡み付いているので斧で割りにくい木の1つ。小径木だからといってあなどるなかれ。
パカッ。
まあ割れますわな
楠と言えどこのくらい割れてもらわにゃ困ります。
約1分でミンチにしてやりました。ね!斧よりはやいでしょう?
直径45cmの節ありコナラを割る
お次は大木クラスのコナラ。一見素直に見えますが一部ひねりが入っていてクセがあります。
明らかにキャパオーバー! 薪割り機が小さく見えます。これが割れれば家庭用としては文句ないでしょう。
いざ勝負!
割れたー!! 申し分なし!
刃が食い込んだとき一瞬エンジン音が重くなりましたが、ひびが入るとそのままバカッと割れてくれました。
約3分で細切れに!やっぱり速い!
繊維に刃が食いついた時は、ハンマーでコンコンすれば簡単にはずせます。衝撃を与えるのがポイントですね。
キンクラ用のハンマー↑本当はこんなオシャレなのを使いたいんですが、、、
薪割り機で割ると薪がささくれる
ここで気付いたことを一つ。
薪割り機で割るとささくれた薪ができやすいのです。
クセ玉ばかりを割ったのもあるかもしれませんが、パワーが強すぎるため多少繊維の向きがズレていても強引に割ることができるからです。
解決策は、木の繊維に沿って刃を入れることですね!
直径50㎝の節ありケヤキ
これがラスボスの節あり極太ケヤキ。見た目ボロボロですが、ボケてはいません。
- ただでさえ割りにくいケヤキ
- 節あり
- 時間が経って堅くなっている
条件が全て揃っています!!
薪割り機に対してこのビッグサイズ! なんてアンバランスなんでしょう!
ここまでする必要ないかもしれませんが、今日のテーマは「限界に挑戦」なのでトライします!
刃が食い込んで、、、
割れたー! ゼンクリです!
木の重さに耐えれずグレードルが曲がった
こんなに重い木を乗せることを想定していないのでしょう。木を乗せた瞬間下方向に曲がってしまいました。
パワーを試す前にこっちの方が限界を迎えちゃいそう。
まとめ:おすすめは13トン以上のエンジン式薪割り機
これ以上ゴツイ木がないので限界を試すことはできませんでしたが、それに近いパワーを確かめることができたと思います。しかし限界は未知数です。
でも、13トンあればほとんどの木を割れることが分かりました。
というかコレ、家庭用の域を超えている気がします。
業者向けレベルですよ!
余裕を求めてさらにハイパワーな薪割り機をチョイスするのもいいんですが、財布の余裕がなくなる笑 のと同時に機体の重量も例外なく増加します。
そうすると取り回しが悪いんですよね。動かすのが億劫になっちゃいます。
私としては「13トン」っていうところが重さとパワーのバランスがとれてるポイントだと思ってるので、この薪割り機で満足してます! GLS15だと尚良いと思います。
今はプラウからPH-GS13に近いスペックのGLS12がラインナップにあり、破砕力12トンですがさらに取り回しが良いようです。
値段も若干安く設定されてますし、当時これがあれば買っていたでしょう。
↓GS20も魅力。20トンのパワーで立ったまま薪割りできるので腰を痛めません。
軽トラの荷台に乗せた丸太をそのままの高さで薪割りできるので効率的。さらに往復割りもできます!
これから購入予定の方、薪割り機は決して安い買い物じゃないので慎重に選びたいですよね。
迷った時は「13トンってこのくらいだったな―」と思い出していただければ選択の一助になるかもしれません。この記事がお役にたてればなによりです。