クヌギの見つけ方 栗・アベマキ・コナラとの違いと特徴を解説

クヌギ

 

よしこの旦那です。

 

私は昔、クヌギと思ってクワガタ採集していた木が実は違う木だったという苦い経験があります。

 

今思えば恥ずかしい話ですが、椎の木をクヌギと呼んでいたんです。

 

今日は私のような経験をする方が一人でもいなくなることを願い書きました、

この記事はこんな人におススメ
  • 遠くから見てもあの木が「クヌギ」と分かるようになりたい
  • クヌギと栗、アベマキ、コナラを正確に見分けたい
  • 効率的にカブトムシ・クワガタ採集したい
  • この木が本当にクヌギか分からない
  • クヌギがどんな木か分からない

これを読み終わる頃、あなたはクヌギマスターになっているかもしれませんよ笑

 

なぜクヌギを探すのか

 

クヌギは里山を代表する木なので、北海道以外の日本全国に分布し、郊外に行けば必ず見かけ、都心部の自然公園にもあります。

 

あなたの近くにもきっとクヌギはあります!

 

では「なぜクヌギなのか」ですが、
クヌギは樹液を出す力が非常に強く、集まってくる昆虫の数がとても多いんです。

 

栗、アベマキ、コナラ からも樹液が出ますが、クヌギと比べるとやはり影が薄くなってしまいます。

 

なので当然 クヌギをメインに探した方がクワガタに出会う確率も上がるわけです。

 

虫たちにとってみればクヌギは超モテモテの国民的アイドル。他の木は地方で頑張るご当地アイドルといったとこでしょうか笑

 

クヌギを見分けることでクワガタに出会う確率が10倍アップする

 

クヌギは昔から人間との関わりが深く、「ツルバミ」と呼ぶ地域もあり、炭の原料となったり、しいたけ栽培のほだ木として使われるため比較的人里に近い所に植えられています

 

逆に山奥なんかにはあまり生えていないんです。

 

さて、あなたが知りたいのはそのクヌギをどうやって見つけるかですよね。

 

適当に見当つけて森の中に突っ込んでいっても、時には素晴らしいクヌギに出会うかもしれませんが、正直効率悪いです。

 

そこで効率よくクヌギを見つける方法ですが、私の場合、車やバイクで林道やあぜ道をキョロキョロしながら走っています。

 

そして クヌギとおぼしき木を見つけるや否や車を止め、その木めがけて突入します。

 

単純ですが、この方法で何箇所もクワガタポイントを発見したんですよ。

 

そしてこの方法にはちょっとしたスキルが必要になります。それは遠くからでも「あの木はクヌギだ」ということを見分けるスキル。

 

前回の記事でお伝えしたように冬場にクヌギを探すのは簡単です↓

 

クワガタ

【カブトムシ・クワガタ採集】昼間でも捕れる!自分だけの秘密の場所を見つける方法

 

今回お伝えするのは、 「冬まで待てない」「今すぐクヌギ探しに行きたいんだ」と言う方に必要な夏でもクヌギを見つけるためのスキルです。

 

これを身につければクワガタに出会う確率は10倍、、いや20倍に跳ね上がるでしょう!

 

クヌギの特徴

スキルの前にまずはクヌギの葉、幹の特徴を説明します。

 

標的を知ることで採集を有利に進めるのです!まさに「将を射んと欲すればまず馬を射よ」(クワガタ採るならまずクヌギを知れ。と解釈してください)の精神です!

 

遠くから見たクヌギの特徴

遠くからでもクヌギと分かるポイントは三つあります。

クヌギ
  1. 葉が太陽の光に反射してテカテカしている
  2. 葉が下に垂れ下がっている
  3. 部分的に新緑がある

 

①は、クヌギの葉は表裏ツルツルで、特に表は光沢があり太陽の光を受けると反射してキラキラ輝いて見えます。

 

遠くから見ると葉っぱの一部が白く照らし出されているように見えるのが特徴です。

 

②は、クヌギの葉は 細長く大きいので、成長すると下に垂れ下がってきます。遠くから見ると木全体がしだれているように見えます。

 

③は、クヌギは成長が旺盛で大きいものは高さ15mにもなり、夏場もどんどん新芽が出てきます。

クヌギ

上の写真の丸で囲んだ部分が新芽で黄緑色になっています。木の 部分部分に新緑があるのが特徴です。

 

クヌギ

写真の中央にクヌギがあります。スキルをつけるには、とにかくクヌギを観察することです!

 

晴れの日や雨の日の見え方の違い、太陽の傾き加減で見え方がどう変化するか、いつも見る角度と別の角度から見るなどクヌギを見まくってください!

 

遠回りなようでこれが一番の近道だと思います。まさに「千里の道も一歩から」です。

 

クヌギの葉は表裏ともに濃い緑なのが特徴

葉

クヌギの葉 表面

葉

クヌギの葉 裏面

長さ10㎝、幅4㎝の細長い楕円形の形で、ギザギザが等間隔にあります。触ってみると、アイロンをかけたYシャツのようなパリッとした質感です。

 

ちなみに雌雄同株で、4月頃に花を咲かせます。花は海ブドウのような形で新芽から垂れ下がります。(写真がなくてすみません)

 

クヌギの幹は縦に細かく裂けている

幹

直径20㎝なので、10年目くらいでしょうか、凹凸が多く、虫がつかまりやすそうな表面です。

 

樹皮は灰色で縦に向かって細かく割れていて、裂けた部分は樹皮が薄いのか赤茶色く見えます。幹は成長すると直径60㎝にもなります。

 

クヌギと見分けづらい木の紹介

 

今紹介した三つのポイントを踏まえても判別のつきにくい木がいくつかあります。それは、

  • アベマキ
  • コナラ

この3つですが特徴を押さえれば見分けるのは簡単です。

葉 裏

彼らもブナ科でいわばクヌギの親戚のようなものです。それゆえ見た目や雰囲気がとても似ているんです。

 

まず、彼らの判別をちゃんとできるようになることが クヌギマスターへの近道です。

 

栗 クリとクヌギの違い

まずは皆さんご存知の「栗」です。秋には山の幸として親しまれてますね。生息域もクヌギと似ています。

 

雌雄同株で、6月頃に花を咲かせます。花はクヌギに似て新芽から垂れ下がり、クヌギと違い、花は独特のいいにおいがします。(これも写真がなくてすみません)

 

遠くから見た栗の木の特徴

栗

葉や幹はクヌギとそっくりで見分けづらいですが、実がなっているかを見ればすぐに判別できます。イガイガがあればその木は栗です。

 

イガイガは春先からあって、夏場に大きくなり秋になると茶色くなって木から落ちます。 なので夏場でもイガイガの有無で判断できます。

 

また、放置すれば15m以上になりますが、人の手が加えられた栗は収穫目的のため高い部分は伐採され手の届く範囲に枝が張っているので樹形でも判捌できます。

 

上の写真は50m離れた場所から栗を撮影したもので、葉のテカリから一瞬クヌギか?と思いましたが、高さが低く、目を凝らすと木にたくさんのイガがついてました。

 

視力に自信のない人は双眼鏡を持ち歩くといいですよ。

 

 

栗の葉はするどい

葉

表面です。どちらも形、大きさが似ています。表面のテカテカ感も同じです。

 

葉

裏面です。クヌギはややツルツルで、栗は少し白みがかってますが決定的な違いとは言えないですね。

 

栗

良く見ると小さな白い毛が生えてますが表面で見分けるのは難しいです。

 

しかし、形状に決定的な違いがありました!それは、葉のキザギザ(鋸歯という)が鋭く、先端がシャキーンと尖っているのが栗です。葉までトゲトゲしてるとは・・・さすが栗です。

栗

先端恐怖症の方は注意してくださいね!

 

クヌギは栗ほど尖ってないですね!

 

栗の木の幹は縦に大きく裂けている

幹

直径15㎝の幹です。樹皮は灰色で、クヌギよりツルっとした部分が多いですが割れ目の一つ一つが大きく、縦に長く入ってます。

 

比較写真です↓

幹
幹
 
 

樹皮での判別もできそうですね!

 

クヌギとアベマキの違い

変わった名前の木なので覚えやすいと思います。

 

この木は安倍マキさん(同じ名前の方がいたらすみません)が命名したと推測していますが真相は分かりません。(たぶん違うでしょうね♪)

 

別名コルククヌギと呼ばれ、西日本に多く分布しています。クヌギと特徴がほぼ同じで、1番見分けるのが困難な木といっても過言ではありません。

 

ベテランのクワガタ師でもこの木をクヌギと間違えるほどですが、決定的な違いがあるので注意してみれば大丈夫です!

 

遠くから見たアベマキの特徴

アベマキ

アベマキは葉の裏が白いという特徴があります。だから木全体が白みがかっているように見えます。

 

光の反射とは違うぼんやりとした白です!

 

 

アベマキ

上の写真の丸部分がアベマキです。風になびいて葉の裏が見えることで白く見えます!成長すると高さ15mを超えます。

 

アベマキの葉は裏が白い毛でおおわれている

葉

さすが一番の親戚、表面の違いはほぼわかりません。

 

葉

裏面です。アベマキは白く細い毛がびっしりと生えて全体が白みががっています。これが遠くから見たときにクヌギより白く見える理由です。

 

葉
拡大写真、栗以上に毛の密度が濃いです、まさに剛毛。

 

アベマキの幹はコルク層が発達しブヨブヨしている

幹

 直径17㎝で凹凸が荒く、クヌギより白く縦方向の割れ目が深いです。

 

コルク層の樹皮が厚く、触るとブヨブヨしています、これがコルククヌギと呼ばれる理由です。

 

大きなものは直径60㎝になり、老木になるとコルク層がさらに発達し割れ目が良く目立ちます。

 

比較写真です↓

幹
幹
 
 

 

コナラとクヌギの違い

クヌギの次にクワガタが好きな木です。樹液の量こそクヌギに及びませんが、出る時期が違うので、ある意味狙い目な木といえるでしょう。

 

クヌギと混生していることが多く、別名ホウソ、ハハソと呼ばれることもあります。シイタケの原木以外に家具や楽器にも使われる万能さを持ち合わせています。

 

遠くからだとクヌギと判別しにくいですが、逆に幹や葉は全然違うので近くまで行けば容易に判別できるんです!

 

 遠くから見たコナラの特徴

 

コナラ

葉の面積が広い分光をよく反射します。クヌギよりキラキラ感が強いのが特徴です。

 

高さは20m近くにもなるので、クヌギより高くなります。背の高いクヌギだなあと思って見たらコナラだったということがありました。

 

コナラの葉は幅が広い

葉

一目瞭然ですね、コナラはひし形に近いです。表面はクヌギほどパリッとはしてないですが光沢はあります。

 

葉

裏面は毛が生えてますがアベマキほどではないです。

 

葉

どこかしっとりした感じで鋸歯は控えめなギザギザで柔らかいです。優しく包み込んでくれそうです。 

 

コナラの幹はクヌギとクリの中間

幹

直径20㎝で10年目くらいかな。樹皮は灰色で割れ目は不規則で筋状に深く入ってます。

 

しかし、クヌギほど細かくなく、かといって栗ほどツルツルでもないです。両者の中間的な感じですね。

 

成長すると直径60㎝にもなります。

 

比較写真です↓

幹
幹
 
 

 

カブトムシ・クワガタ採集ではクヌギ以外を狙うのもアリ

 

今紹介した木も樹液を出します。けどクヌギ程ではないというだけです。

 

クヌギは昆虫のアイドルであるように人間にとってもアイドルなわけです。つまり採集者からも人気が高い木なので他の人に「先を越された」なんてことがよくあります。

 

そこで、 あえてクヌギ以外の木を探してみるのです。

 

これらの木はクヌギほど人気がないので採集者がノーマークの可能性もあり、採集圧が低くクワガタやカブトがたくさん取れる可能性があります。

 

私も実際に栗の木にクワガタが鈴なりだったのを見たことがあります。

 

まとめ 特徴を押さえればクヌギを見つけるのは簡単

いかがでしたか。これであなたもクヌギマスターです!

 

クヌギと判別できない木があればこのページを開いてクヌギの写真と見比べてください!きっと答えがあるはずです。

 

栗、アベマキ、コナラもそれぞれの特徴をちゃんと押さえれば案外簡単に判別できますよ。

 

最後にクヌギとの違いをまとめておきますね。

  • イガイガの有無
  • 葉の鋭さ

アベマキ

  • 葉の裏が白い
  • 幹がブヨブヨ

コナラ

  • 幅広い葉

最後までお読みいただきありがとうございます。あなたが素晴らしいクワガタと出会えることを祈念して終わりとします!

 

それではよいクワガタライフを!