愛車の破損は金銭的にも精神的にもつらいもの。
皆さんは車を破損したとき、どうやって修理してますか?
おそらく板金屋さんにおまかせするのがほとんどではないでしょうか?
車両保険に入っていればそれでもかまいませんが、保険を使うと等級下がるし、できれば手持ちの資金で修理したいですよね。
しかし修理費は高く、少しのくぼみでも軽く2~3万はかかりますし。フレーム修正が入ると20万コースは確定です。
修理見積を見て絶望し、その流れで「廃車にして新車の買い換えを検討するか」となるパターン。
ちょっとまってください!
あなたにとって思い入れのある車、そう簡単に手放したくはないですよね。
手放す前にできることがあるのです。それが「修理費を安くする方法」
もしかしたら手の届く金額まで下がる可能性もあり、愛車とのお別れをしなくて済むかもしれません。
後半で私の経験を述べますが、ある方法で50万の修理費を35万にすることができました。
当時少しの努力でこんなに安くなるのかと驚いたのを覚えています。これを自分だけのものにしておくのはもったいない。ぜひ皆さんにも知ってもらいたい。そう思った次第です。
中古パーツを自分で調達する
いきなり結論ですが、これが修理代を安くする唯一の方法だと思います。
- 部品交換でしか修理できない場合、
- 修復できる場合でも、新品交換に近いくらい高額になるとき
このような時、中古部品を自分で調達すれば大幅に費用を削減できます。
普通の板金屋さんなら部品は新品の見積りになっていると思います。
しかし新品はべらぼうに高い!
そこで、同じ型の中古部品に交換することで安くしようというわけ。どのくらい安いかって?運が良ければ10分の1くらいの値段でGETできます!
中古パーツを入手する方法
ではその中古部品はどうやって手に入れるかですが、私は主に2つのルートを使いました。
それは、
- オークションサイト
- 中古パーツ屋さん
オークションサイトは中古パーツの宝庫
〇フーオークションや〇ルカリなどが代表で、解体業者が部品を出品しています。
マニアックな車種の部品もあるので、よほどの希少車でない限り見つかる可能性が高いです。
注意点は適切な検索キーワードで検索すること。探しているパーツがせっかく出品されているのにヒットしなければ意味がありません。
適切なキーワードとは、
車の型式を入力すること。
業者は車種名でなく型式で取引を行っています。
車種だと年式ごとに設計が違う場合があり、適合しないパーツも多々ありますが、型式だとそういうミスがないので確実なのです。
例えば「ハイエース100系バン ディーゼル後期の助手席ドア」を探す場合。
「ハイエース100系バン ディーゼル 後期 助手席ドア」 と入力するのではなく、
「LH-172V 左ドア」
で検索するとヒットします。LH-172Vというのが型式です。
オークションサイトなので驚くほど安価に入手できる可能性もありますよ!
中古パーツ屋さんに探してもらう
中古パーツを専門に販売している店ですが、店構えがある感じではなく、見た目は大きな倉庫やスクラップ場のような場所。
どこにあるのか?ですが、多くあるのが陸運局の近くです。
陸運局は車検を受けに来る車が毎日たくさん来ます、その中には運悪く部品の故障などで車検をパスできなかった車もいます。
その日の内であればもう1度車検を受けることができますが、替えの部品がない、、、
そんな時、近くの中古パーツ屋さんで部品を探すわけです。まさに困ったときの駆け込み寺!
陸運局の近くに「〇〇パーツ」や「〇〇部品」などの名称の店があればほぼ間違いないでしょう。
私は直接電話して部品の在庫を問い合わせました。先程と同じく問い合わせの際は「型式」を伝えましょう。話がスムーズにいきますよ。
実例紹介 修理費用を50万→35万に減らすことに成功
まずはこちらをご覧ください。
我が家のハイエースちゃん。ガードレールにぶつけてしまいまして、悲惨な状況に。
相手がいなかったことと怪我がなかったのが不幸中の幸いでしたが、左側がガッツリやられてます。フレームも歪んでいたので修正が必要とのこと。
修理見積は、、、
49万8千円!!
覚悟はしていたものの予想以上で白目むきました。
交換部品は新品見積もりです。そして交換が必要な部品は4つ。
- 左ドア
- コーナーランプ
- 左ウインカー
- バンパー
この4つを自分で調達しました。
1 左ドア
- 入手 パーツ屋さん 送料込みで19000円
- 新品は 110000円
- 差 91000円
2 コーナーランプ
- 入手 オークション 1000円 送料1000円 計2000円
- 新品は 11200円
- 差 9200円
上がコーナーランプ、下がウインカーの見積もりです。
3 左ウインカー
- 入手 オークション 送料込み1500円 計1500円
- 新品は 9000円
- 差 7500円
4 バンパー
- 入手 オークション 送料込み9000円
- 新品は 59800円
- 差 50800円
合計
差を合計すると、、、
91000+9200+7500+50800=
158500円も安くなりました!!
その結果35万円で修理してくれることに!
注意点
①部品の質が悪いと余計に費用がかかる
中古品は状態がいい物ばかりとは限りません。どちらかと言えば悪い物の方が多く、ある程度のリスクはつきものです。
届いてみたらへこみやキズがたくさんあって修理しないと使えなかったりで新品より余計にお金がかかってしまった、なんてこともあります。
又、塗装に関しては同車、同色のパーツでも車の置かれた環境で色褪せや劣化具合が違います。素人にはほぼわかりませんが、査定のプロが見ると一目瞭然だそうです。
②購入前にくまなくチェックしよう
ネットサイトなどでは欠陥部分を巧みに隠した画像のみを載せているサイトも少なからず存在します。
①のようにならないために、購入の意思があれば、気になる部分の画像を追加で送ってもらうなどして確認漏れがないようにしましょう。
安い→訳アリと結びつけるのは良くないですが、お目当ての部品が見つかったからといって飛びつくより、疑ってかかるほうが失敗しません。
購入する前に実物を確認できれば最高なんですがねぇー。
③自分で動かなければならない
当たり前ですが大事なことです。修理屋に中古部品を探してもらうこともできますが、その場合手数料を上乗せされてしまいます。
部品探しの時間が無いほど忙しい方は仕方ありませんが、ネット環境さえあればすぐに探せるのでまとまった時間は必要ありません。
部品はいつでもあるとは限りません。すぐに見つからない場合は根気よく探しましょう。
そして部品の入れ替わりは流動的ですが動きはゆっくりで1日に何度も入れ替わることはありません。
長い期間探していたパーツがある日突然入ってきたということがありますので監視の目を緩めないようにしましょう。
「そんなにゆっくり探す時間がない」「早く修理がしたいんだけど!」という方は状態が良ければ色違いのものも視野に入れて探しましょう。塗装代はかかりますがそれでも新品より安くなる場合が多いです。
また純正部品が見つからず、その部品のカスタムパーツなどが販売されていればいっそのこと交換してしまうのも手ですよ。
まとめ:愛車を手放す前に修理費を安く済ませることも選択肢に入れよう
いかがでしたか、私のように専門知識がなくても部品を調達できて修理費を安くすることができました。
おかげで愛車を手放さなくて済みましたし。
修理後の写真です。浮いたお金でリアバンパーも艶消しブラックに塗装してもらいましたよー。
最後に、部品調達のポイントは
- オークションサイト
- 中古パーツ屋さん
- 検索するときは型式を入力
です。それではよいカーライフを!!