どうも、夜な夜な庭にイノシシが泥浴びしに来るような田舎に住んでます、よし子です。
知ってました?イノシシってブタと近い種族で、ブタを野生に返すと自然に毛が生えて最終的にイノシシになるんですって!!
人間も野生化したら体毛が濃くなるのでしょうかねぇ。
DIYで砂壁・寿楽壁・綿壁にそのまま壁紙を貼ってみようと思う
ちまたで加熱中の「砂壁に直接クロスを貼れるのか」論争(笑)
ググってみると、「全然オッケー」や「ムリムリ」など意見が真っ二つに分かれてますね。
ムリ派の意見は、貼ってもすぐはがれるから
だったらはがれにくい方法で貼ればいいじゃん!ってことで、真相を確かめる意味も込め“あえて”生糊付き壁紙を直接砂壁に貼ってみましたよ!
これが
こうなった!!
まあ、白い壁紙なんで貼ったら白くなるのは当たり前ですよね。
問題は“はがれないか”ですよね!でもこの写真、貼って1週間後の写真なんです、はがれてないんです!!
というわけで結論は、砂壁に直接貼れる!!
でも “はがれにくくするある方法”を駆使しているのです( *´艸`)(怪しい商材じゃありません笑)
たぶん普通に貼っただけだとはがれます。
“ある方法”については後ほど、それではレッツラゴー!!
砂壁をクロス貼りする正しい方法は??
正攻法はいくつかあります。プロはこのやり方。
- 砂壁の上から石膏ボードを打ち付ける→クロス
- 砂壁を剥がす→シーラー→クロス
- 砂壁を破壊→石膏ボード→クロス
はい、どれも労力祭りなんですよね。
2、3は廃棄物が出るし、石膏ボードを全面に貼るとコストもかかっちゃいます。和室の洋室化も壁にかかる費用が大部分を占めてます。
だ・か・ら 砂壁に壁紙を直貼りできたら最高じゃん!!ってわけなんですね!
砂壁に貼った壁紙をはがれにくくする4つの方法
壁紙も“万有引力の法則”が働きます。貼り方が甘いと上の方からめくれ落ち、地球の中心に引き寄せられるのです。この重力に負けない力で貼るのが鉄則。
1 糊の量を増やす
2 下地処理剤(シーラー)で壁の素材をを固める
3 クロス貼った直後にローラーでゴリゴリ
4 壁紙の淵をジョイントコークで処理
この中の全てが出来なくても大丈夫ですが、 2つ以上併用すればほぼ完璧です。
今のところこの4つの方法しか知りませんが、DIY上級者の方なら他にもこんな方法があるよ!っていう方おられるんじゃないでしょうか?もしおられましたらご教授願います!
糊の量を増やす
一番効果のある方法。でも糊付け機がないとできない技なんですね、まぁ糊付け機がなくても、「刷毛塗り」で糊の量を調整すればできないことはないんですが、時間と労力からして現実的ではありません。
やり方は簡単、大量の糊を壁に染み込ませ、その状態で固まらせるのです。
アングラ民族さんはこの方法で貼ってますね。
おススメの自動糊付け機は 極東のプライムμⅢ。自動糊付け機は糊の量を調整できるので、砂壁に貼るときはMAX
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下地処理剤(シーラー)で壁の素材を固める
繊維質の壁は気泡が多く、接地面が少ないです。シーラーは、壁の中にある空気層を埋め固めることで接地面を増やす役割を果たします。
さらにアク止め剤が入った商品もあります。シーアップは、壁紙のデンプン系接着剤との接着性に優れているでおススメ、砂壁との相性抜群です。
しかしコストはかかります。砂壁は塗料をぐんぐん吸い込むので、かなりの量必要になるんですね!
↓この時も1面で900mmのシーラー使いました。
水で溶いた木工用ボンドをシーラー代わりにしているツワモノもいますが、アク止め効果はないので、要注意ですね!!
クロスを貼った直後にローラーでゴリゴリ
この方法はシンプルだけどかなり効果的、アタイは採用してます。
狙いはローラーでしごくことで、糊を壁の奥まで染み込ませ、密着力を高める方法。
人間でいうところの、 顔をマッサージすることでモイスチャーミルクを肌の奥まで浸透させる作業と同じです。
壁紙の淵をジョイントコークで処理する
剥がれるのは端から、なので、ふち全体ををジョイントコークで覆います。
ジョイントコークは乾くと固まるので仕上げ処理だけでなく、壁紙を押さえる役割も果たしてくれるんですね。
いざ施工「綿壁」に直接壁紙を貼る!!
手順
- 壁をきれいにする
- 壁紙を貼る
- ローラーで押さえる
- ジョイントコーク
先ほどの3・4の方法を組み合わせて貼ります。
今回貼るのは綿壁(寿楽壁)といわれるもの。
その名の通りフワフワしてて、和室の壁の中で最強に貼りにくいといわれてます。これに貼れればどんな壁にでも貼れるでしょう。
・地金
・カッター(極薄刃)
・なで刷毛
・刃折り
・ローラー
・ジョイントコーク
壁紙は下地の凹凸が分かりにくいものを選ぼう
砂壁はシーラーやパテで下地処理してないと、下地の凹凸を拾うので、プロから見ればクォリティが低いのは否めません。
そこにプレーンな壁紙を貼ると凹凸が目立つので、元々凹凸模様が入っている壁紙をチョイスすることで目立たなくするのです。
規則的な模様より、不規則な模様の方がより目立ちにくいです。
今回使ったのはサンゲツSP2804生のり付き壁紙、15m↓
15mあれば6畳の部屋全面貼れます。
壁紙を貼り付ける壁をきれいにする
密着性をあげるためにあらかじめ表面についたホコリをほうきなどで落とします。
濡れ雑巾で表面の繊維をふき取る。
特にコーナーやふち部分はきれいにしておくこと、
剥がれるときはたいていこのあたりからなので、接着力を落とさないためにも重要な部分です。
コンセントがあればカバーをはずしておきます。
軽く撫でただけで浮いた繊維がこんなに出ます。
ローラーを使いながら生のり付き壁紙を直貼り
貼る作業自体は普通のクロス貼りと同じ要領で構いません。 ポイントはローラーで押さえながら貼ることです。
壁紙用のローラーは本来、壁紙の合わせ面をなじませるために使うもの、しかし今回は違います。全部をローラーがけします。
ゴム製ローラーだと重量もあってはやくなじみやすい↓
はがれるのは決まって上の方からなので、特に上部のローラーは念入りに!
しかし、貼ったそばからはがれるので、 位置合わせしたらローラーで押し付け貼りすすめます。
安定したら撫で刷毛でエア抜きします。
貼り付け→ローラー→なで刷毛→貼り付け→ローラーって感じです。
ヘラで壁紙のふちをなぞって線を入れます。 この時、力を入れすぎるとヘラが繊維壁にめり込んでしまい、壁紙が破れるので注意!! ヘラの向こう側が間柱に少しかぶるよう角度を調整すればOK!
貼り終えたら端を地金&カッターで切ります。
カッターは薄刃がおすすめ!内装専用の0.2mm超極薄刃が調子いいですよ!
刃がすぐだめになるのでしょっちゅう刃折りして常に切れる状態を維持しましょう。切れなくなった刃を使うと、壁紙が変な形で破れてしまいます。
地金も柱にあてるようにして切ると
切り口がきれいになりますよ!
ローラーで壁紙を押さえ砂壁に糊を浸透させる
貼りながらローラ掛けしたんですが、もう一度ダメ押しのローラーをやっておきます。
この作業が超大事!!!最終的な密着力はここで決まります。
この“ダメ押しローラー作戦”は
- 密着力アップ
- 浮いた部分の発見、
- エア抜き
のマルチの効果が期待できます。 やらなきゃ損ですよ笑
壁紙のふちにジョイントコークを充填
壁紙の淵をぐるりと一周ジョイントコークで覆います。
ジョイントコークは仕上げを美しくするために使うコーキング剤ですが、乾いたらしっかり固まってくれるので、接着剤と同じ役割を果たします。
充填した後、指でなぞって押さえれば完璧!
仕上がりも綺麗になるし、はがれにくくなる一石二鳥のワザです!
まとめ 砂壁に壁紙直貼りは有効!
いかがでしたか? 砂壁に壁紙を貼れるのか論争に終止符を打つことができました。
前半で結論は述べましたが、誤解があるといけないので、少し変えます。
結論:小細工すれば貼れる笑!!
が適切な表現かもしれませんね。
今は専用の「砂壁に貼れる壁紙」もあります。自信がない方はこれを選ぶといいでしょう。
最後にもう一度砂壁に直接貼った壁紙をはがれにくくするワザのおさらいです。
- 糊の量を増やす
- 下地処理剤(シーラー)で壁の素材をを固める
- クロス貼った直後にローラーでゴリゴリ
- 壁紙の淵をジョイントコークで処理
ぜひチャレンジしてくださいね!
それではっ!!