最近コストコに買い物に行ったのですが、人が多すぎて気分が悪くなり、結局何も買わずに帰りました(;´д`)
今回は砂壁を DIYで塗装しましたよ!
早速ですが、、、、
これが、
こうなった!
手順は簡単!初心者でも丁寧にやれば部屋が見違えたように奇麗になります!
業者に依頼すると6畳間で4万はしますが、DIYだと2万かかりませんでした。
この記事は、塗装時のポイントや、失敗しないための注意点を交えながら解説します。
これから砂壁塗装に挑戦しよっかなーと考えている人にオススメの内容ですよ!
築古戸建ての定番!! 砂壁 ・聚楽壁 ・綿壁・珪藻土壁
砂や綿などの素材でできた壁のことで、素材によって寿楽壁・珪藻土・綿壁などと呼ばれてます。
今回は総称して“砂壁”と呼ぶことにします。
吸湿・放湿作用があって、多湿な日本の気候にマッチした壁なんですが、、、 時代遅れ感が否めないんですよね、見た目もきれいじゃないし、今の人にはウケません。
砂壁のデメリットは、こすると剥がれる&水分を含むともろくなること。
指でこすると、、、、
どんどんはがれる!!!
もともとそんなに強固な素材ではないので、指でこすっただけでポロポロ落ちます。
それに砂や珪藻土は天然素材で単に塗りつけたあと乾燥して硬くなっているだけなので、再度水分を吸収すると元に戻るんですね。
いわば密着力に難ありってわけ。
そんな砂壁に塗装できるのか心配ですよね。
正攻法はあります。
それは表面の素材を全部はがして塗装するか、壁の上から石膏ボードを固定して塗装すること、
でもぶっちゃけめんどくさい!
そこで砂壁の上から直で塗ろうと思い立ったのです!
いざ、DIYで砂壁を塗装!
この家は砂壁だらけなので、まずは玄関から塗っていこうと思います。
- マスキングテープ
- コロナマスカー
- 養生シート
- ジョイントコーク
- ハケ
- ローラー
- シーラー
- 塗料
どれもホームセンターで買えます。
- 壁の清掃
- 養生
- シーラー
- 塗装
それではレッツラゴー!
壁の清掃
塗料の密着をよくするため、まずは壁を奇麗にします。ほうきで壁のホコリを落とすします。
あまり神経質にならず、このくらいでいっかーって感じで終わらせましょう。
細かい汚れまで落とそうとすると、永遠に終わらないので、サッと撫でるだけで十分です。
マスキング・養生
塗料が付いたらダメな部分はすべて養生しましょう。塗料が付くとはがすのに苦労します。
ここまでは塗料が飛んでこないかな、と思うところでもやっておいた方がいいです、そのくらい入念にやっておきましょう。
集中力を要す上にぜんぜん進んだ感じがしないという、まるでエスカレーターを逆走するかのような進捗具合。
作業中に考える時間はいくらでもあるので、自問自答を繰り返した挙句、最終的になんでこんなことやってるんだ??という感覚になります。
しかし自分を見失ってはいけません。塗装という任務を全うするのです。
ここでワンポイント、マスキングテープと壁の境目はジョイントコークで仕上げておきます。
マスキングテープはちゃんと貼っても浮いてしまう部分が必ずでます。
そこをジョイントコークで埋めて塗料が染み込まないようにするのです。
これによりマスキングテープの下側にジョイントコークが入り込み境目がくっきりするんですね。
これをやらないと、テープをはがした後境目がまっすぐにならず、仕上がりが良くありません。
指でなぞれば境い目に塗り込まれます。
床はコロナマスカーで養生しました。
コロナマスカーだと淵にテープを貼ってそのまま広げれば養生シートに早変わり!
なかなか便利なアイテム。
カレーに玉ねぎが必要なのと同じくらい塗装にコロナマスカーは必須です。
先ほども言いましたが、養生は地味でしんどい修行そのもの。
でもしっかりやっていないと綺麗に仕上がらないので気を抜いてはいけませんよ!!
あく止めシーラーを塗る
さあいよいよ塗装らしくなってきました。 まずはあく止めシーラーを塗ります。
- 壁に染み付いたあくやヤニをブロックする
- 砂壁を固める
- 塗料の乗りをよくする
ヤニってのは長年の生活で染み付いた壁の汚れやたばこのアクのこと。
茶色くなってしまった壁の上から直で塗装すると、その茶色が表面に浮かび上がってくるんですね、そうなると何度重ね塗りしても浮き上がります。
そうならないよう、あらかじめシーラーでシャットアウトするのです。
今回使ったのはニッペ水性透明シーラー。 乳白色で水で薄めずそのまま使います。
基本はローラー塗りですが、淵は刷毛で塗っておきましょう。
広い部分はローラーで、、、
てかシーラーめちゃめちゃ吸い込むやん!!!
まさに底なし、砂壁の恐ろしさを目の当たりにしました、、、さすがは調湿作用のある壁、苦し紛れに2度塗りすることにしました。
あ、ローラーは細いほうが塗りやすいですよ。
1回目
2回目
だいぶ浸透してきたようです。
この面だけで900ccなくなりました。
1度目が完全に乾いてから2度目を塗るのポイント。
下地が乾く前に次を塗ってしまうと、乾ききる前の下地が溶けて結局ぐんぐん砂壁の中に染み込んで しまい表面をコーティングできなくなるからです。
乾くのに最低6時間はあけた方がいいので、2回塗っただけで1日が終わりました。
シーラーが乾いてから砂壁の塗装
シーラーが完全に乾いたら 次はいよいよ塗装です。
今回チョイスしたのはニッペ FOR PRO 水性内装用塗料 20kg 白。
原液はとろみがあってすこーしにおいます。
今回は水を5%入れて薄めてから塗りました。 原液だとネトネトでやや塗りにくいかもです。
シーラーと同じく隅っこは刷毛、広い部分はローラーで。一度に厚塗りするとひび割れの原因になるので注意しましょう。
一度で仕上げようとせず 2度塗り3度塗りで仕上がるようにすると良いでしょう。一度塗ったら3時間あけてから2度目を塗ります。
一度塗りだとやはり下地の緑が 出てきてしまいます
2度塗りすると 完全に白くなりました。どことなく部屋が明るくなった気がします。
廊下も
真っ白に!白は部屋が明るく見えます!!
塗装がはみ出た時の対処法
塗料が乾燥する前ならふき取れば奇麗になりますが、乾いてしまった場合、
ワイヤーブラシでこすると取れます、
相手が木材なら柔らかい真鍮ブラシを使えば、木を傷めずに塗装だけ落とせます。
木目に沿ってゴシゴシ
ほらね!!!
失敗談 塗装がひび割れた
やってしまいました( *´艸`)
仕上げの表面にうっすらひびが入ってしまいました。
ひび割れの原因はシーラーが乾ききる前に塗料を塗ってしまったからだと思われます。
シーラーを塗って6時間乾燥させなければならないのを3時間後に塗装した部分だけこうなったのでほぼ間違いないかなと思います。
ぶっちゃけまだ表面がしっとりしている状態でした。シーラーの乾燥時間は6時間、ほぼ半日です。
もどかしい気持ちはありますがぐっとこらえて待ちましょう。
完成!!くすんだ砂壁が真っ白に!部屋も明るくなった!!
塗装が乾いたら最後に養生を剥がします 一気に剥がすと塗装ごと剥がれる可能性があるのでゆっくり慎重にはがします。
やっぱり白は清潔感あるし、明るく見えて一石二鳥!!
壁だけでなくふすまも白で統一してます。今まで好きな色は?と聞かれたら「金」と答えてましたが、これからは「白」にします。
この記事を読んで「難しそう」と思ったあなた、ここは思い切ってプロに任せましょう。
お金を払って「安心」を買えるんですから安いもんです。
おススメの方法は、まず複数の業者から見積をとって、費用面で折り合いのつく業者に依頼すること。
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まとめ 砂壁の塗装は自分でできる簡単なリフォーム
いかがでしたか?今回は砂壁に塗装してみました。
結論、砂壁に塗装するのはぜんぜんOKでした。
砂壁のリフォームで壁紙を貼るパターンもありますが 、密着が悪かったりするのでこちらはテクニックが必要になりそうです。
やってみると特別なテクニックもいらないので、時間さえあれば素人でもDIYで砂壁の塗装はできるんだってことがわかりました。
砂壁塗装のメリットは、剥がれにくい、簡単。
デメリットは 時間がかかるってとこくらいですかね。
砂壁を塗装しようと考えている皆さん、ぜひ挑戦してくださいね!!