それだけじゃなく、「上手く貼るコツ」もあるニャ。
- 屋根にオンデュリンを使おうと思っている
- 上手に施工したい
- 最適なコーススレッドを知りたい
- 間違って開けた穴をふさぐことはできるのか
- セーフトップネイルがかたくて閉まらない
- 失敗したくない
オンデュリンクラシックシートとは
オンデュリンはフランス生まれの屋根材。
ホームセンターで手に入り、扱いやすいことからDIYの屋根材としてよく使われています。
その時の記事はこちら↓
施工方法はこちら↓
DIYでオンデュリンクラシックシートを使うメリット
軽い
大きさは950×2000と波板の中では大きい部類に入ります。
重さは1枚3㎏
トタンでこのサイズだと4㎏以上はします。屋根の上に持ち上げるときにこの軽さはメリットですね。
耐久性
●ONDULINE®屋根材の耐久性はどうですか?
耐久性は気候や天候など外的条件次第です。ONDULINE®屋根材は耐水性につき10年保証です。 ONDULINE®葺きの屋根の特別の事例としてですが、ヨーロッパで50年以上、熱帯地方でも30年以上保っているものがあります。
柔軟性
ほら、こんなに曲がります。
防水性が高く下地処理を省略できる
●ONDULINE®に屋根下地材を使用する必要がありますか?
水漏れを改善したいだけならば、その必要はありません。ONDULINE®屋根システムは絶対に水漏れしません。ですが屋根構造に水蒸気障壁を設けるためならば必要です。
下地処理が不要、つまり桟木に直接ビス止めするだけで完成なのです。雨漏りしません。
本当なら、、、
下地処理を省略できる理由は素材にあります。
柔軟性のあるアスファルト材がビスにまとわりつき密着するから穴から水が浸透しないのです。
穴ごとにコーキングする必要もありません。
さらに防水性を高めるため “セーフトップネイル” とよばれる専用のキャップがあります。
これは防水だけでなく、屋根が破れないよう釘の設置面積を広くするワッシャーの役割もあります。絶対に使いましょう。
安全
●ONDULINE®は有毒物質を含んでいますか? 人や環境にとって安全ですか?
ONDULINE®屋根材は瀝青+樹脂+鉱物性顔料+セルローズ繊維素からできています。 人や環境に対してこの製品は全く毒性がありません。 Yarsley Technical Centre (英国)のテストが ONDULINE®・シートとその成分に全く毒性がないことを示しています。
施工のポイント
とまあホームページを見れば分かるような情報はこれくらいにしておいて(笑)
ここからはアタイが実際に感じた “施工のポイント” や “デメリット” をお伝えします!
固定は原則専用釘を、コーススレッドでもOK
といってもコーススレッドの種類は千差万別、一体どれを選べばいいかわかりませんよね。
というわけで “オンデュリンに最適なコーススレッド” について考えてみました。
万一雨漏りしても保証はできません。完璧を求める方は専用釘を使ってください。
ビスの長さは75mmが最適
なぜ75㎜が最適なのかを見てみましょう。
波の高さ3.9㎝でセーフトップネイルは6㎜です。
深さは3㎝、これだけ入っていれば十分固定できます。
そして桟木の厚さは一般的に3㎝なので75㎜あればギリギリの深さまで打ち込めるのです。
ちなみに60㎜だと、、、
1.5㎝しか刺さりません、強風時は心配です。
下地が大きければ75㎜以上でもOK、長いぶんは問題ありません、固定力が増すだけですからね。
安心して固定できるのは短くても70㎜まででしょう。
というわけで75㎜が最適というのがアタイの答えです。
ラッパ型を使う
ネジ頭の形状はラッパとフレキがあります、ラッパは沈みにくくフレキは沈みやすい。
フレキは貫通力が高いので、誤ってセーフトップネイルを突き抜けてしまう恐れがあります。
半ネジタイプを使う
全ネジ→素材同士をその位置で固定
半ネジを使う理由はもう一つあり、専用釘が半ネジに近い形だからです。
おそらく全ネジだとオンデュリンをえぐり過ぎて穴が広がってしまうのだと推測します。
ビスは打ちこみすぎないように
柔らかいのはメリットでもありますが、デメリットでもあります。
いきおいに任せて「おりゃー」って打ちこむと波がつぶれてしまいます。
板が重なる場所だと かみ合わせがうまくいかず 雨漏りの原因に、、、力加減が大事です。
セーフトップネイルのキャップを閉めるときのコツ
縦に開くようにする
このように波に対して縦にキャップが開閉できるよう設定します。
親指で自分のいる方より向こう側からかぶせる
分かりにくくてすみません!
キャップが閉まらなくて困っているあなた、ぜひこのやり方を試してみてくださいね!
間違えて開けてしまった穴を補修する方法
穴のある部分に余った屋根材を重ね貼りすることで補修できます。
これはオンデュリンが余っている場合のやり方です、なければコーキングだけでも一応の対策はできます。
いまのところ雨漏りはありませんが、これは独自の方法です。
完璧を求める方は新しく買いなおすことをおススメします。
オンデュリンクラシックシートの欠点(デメリット)
切断が大変
↓これについては過去の記事で対策済みです!
破れる 変形する
柔軟性があると先ほど言いましたが、さすがに曲げすぎると折れます。
また施工時は上に乗ると変形するので注意しましょう!
●ONDULINE®施工の屋根の上を歩けますか?
他の屋根と同様に、ONDULINE®はその上を歩くために作られてはいません。
独特のにおいがする
毒性は無いといったものの、アスファルト素材特有のにおいがします。なれればどうってことありませんがしばらくは気になる方も多いと思います。
しかも、だんだんにおいが薄れていくというわけでもなく1年後も変わらないんです。
特に晴れの日はにおいが強くなります。日差しに反応しているのでしょうか?
オンデュリンを施工する上で押さえておきたいポイントと感じたメリット・デメリットのまとめ
いかがでしたか?
オンデュリンはDIYしやすく人気のある屋根材ですが、施工のポイントを押さえなければ失敗してしまう可能性もあります。
だからこそ特性を理解して、能力を最大限に発揮できる状態で施工したいものですね。
最後にポイントをまとめますと、
- コーススレッドは75㎜、ラッパ、半ネジ
- ビスは打ち込み過ぎない
- 補修は余った屋根材を重ねる
- 曲げすぎると山から破れる
それではよいDIYライフを!
キャップの閉め方、ありがとうございました。
私はこれに救われました。
勝手ながら私のブログでも紹介させていただきました。