- 田舎に移住を考えている家族
- 田舎で車を買い替えようと思っている人
- 田舎にしっくりくる車が見つからない人
- 農ある暮らしを始める人
具体的な車種まで紹介するので、車の知識があまりなくてもわかりやすいですよ。
さて、 田舎の定義はそれぞれだけど、ここでいう田舎は
- 人よりイノシシの数が多い
- シカが道に飛び出してくる
- 町まで車で30分以上
- アスファルト:未舗装が7:3
アタイの住んでる環境に照らし合わせるとこんな感じ。
車で10分も行けば町につくような「マイルド田舎」じゃなく、山深い里を前提にお話しします。
「燃費と維持費が安くて小回りがきく軽がサイコー!!」
みたいなありふれたサイトが見飽きた人におすすめの記事!
田舎道を走るのに適した車とは?
燃費、小回り、維持費の安さも確かに大事!でも田舎向けの車にはそれより大事な要素が3つあります。
それは
- 走破性
- 耐久性
- 積載性
それぞれ説明しますね。
【走破性】田舎を走るには四駆しかないよ
舗装されてない田舎道は手ごわいです。
雨が降ると深い水たまり、ぬかるみができるのは当たり前、すぐ雪が降る、坂道多い、、、
だから「四駆」は必須。田舎暮らしで四駆じゃないのは、片足で氷の上でバランスをとるようなものです。
助けを呼んでも誰も来てくれない、田舎だから、、、
田舎道はA/Tタイヤ一択??
タイヤは大きく分けて4つの種類があります。
種類 | 呼び名 | 特徴 |
H/T | ハイウェイテレーン | 舗装路に特化 |
A/T | オールテレーン | 万能タイヤ |
R/T | ラギットテレーン | A/TとM/Tの中間 |
M/T | マッドテレーン | 悪路に特化 |
すでに二駆の車に乗ってるよ、、、( *´艸`)ってあなたでも大丈夫です。
「A/Tタイヤ」はどんな道でも万能なので、山道や多少のぬかるみであれば難なく走れます。
A/Tタイヤについては
【体験談】軽トラにオートウェイの激安マッドタイヤを装着!で解説してます。
【耐久性】丈夫なエンジン車を選ぶべし
他のサイトを見ても「エンジン」や「フレーム」の耐久性についての記事はないですね、でも、田舎を走る車には大事な要素だと思うんです、
頑丈=故障が少ない
田舎で車の故障は致命的。 携帯の電波が届かない場所も多いので、助けを呼べないからです。
エンジンはディーゼルがおすすめ。ガソリン車と比較↓
燃費 | 耐久性 | 静かさ | 値段 | |
ガソリン | 〇 | 〇 | ◎ | 安い |
ディーゼル | ◎ | ◎ | △ | 高い |
ディーゼルはガソリンに比べ燃費も良く、構造上上頑丈に作らなければならないので故障が少ないのがメリット。
手放す時のリセールバリューもディーゼルの方が圧倒的に高いですよ。
安すぎる中古車は要注意
今の車はめったに故障しませんが、安すぎる中古車はほとんどメンテナンスがされてなく、不具合が起きやすいです。
安物買いの銭失いになることが多いので相場より安い車種は避けるべき。
だって故障して助けを呼んでもなかなか来てくれないでしょ 田舎だから、、、
積載性
田舎では生活に必要なものを大量に搬送する場面が多々あります。
- 農機具をのせる
- 薪を運ぶ
- 町へ大量に買い出しに行く
- 工具をのせる
- 仕留めたイノシシをのせる
そう考えたら「モノを運ぶ」という使い方にスポットが当たるんですね。
だから「貨物車」としての顔も持ち合わせている車が便利です。
新車を買うならよく考えて!中古車がおすすめな理由
はっきり言います、中古車がおすすめです。
新車は信頼と保証、何より全部がきれい!最高ーーー! そのメリットはわかります。
でも、田舎は土に近いライフスタイルなので、車をきれいに維持するのは難しいでしょう。
子供がいれば汚れ方に拍車がかかります。
- 泥だらけの服で乗る
- びしょ濡れで乗る
- 引っ付きむしだらけで乗る
- 食べ物のカスが散らかる
- よだれをこぼす
- 飲み物をこぼす
- 窓に手形をつける
- 飛び石
- 泥はね
新車なのにーー( *´艸`)と落ち込むくらいならいっそ中古の方がいいんじゃない?ってのが中古車おススメの理由。
中古車はすでに使われているので汚れや傷に対してのメンタルブロックがやや低め、心臓にやさしいです。いちいちクヨクヨしたくないなら、、、ね。
田舎暮らしにおすすめのファミリーカーを紹介
ここからは田舎におすすめのファミリーカーを5台紹介します。
最初の方は俗にいう「大衆車」ですが、後半にいくにつれ尖った車種を紹介します。
できるだけ「想像の斜め上」を行く車を提案したつもりなので楽しみにしてくださいね!
三菱デリカD:5
駆動方式 :4WD
ミッション: 8速スポーツモードAT
全長×全幅×全高 :4,800mm×1,795mm×1,875mm
ホイールベース: 2,850
最小回転半径 :5.6
総排気量 :2,267L
燃費:10.8~km
燃料 :軽油
価格390万~450万
中古 50万~
乗車最大8人
※4WD車の方が最小回転半径が小さく、小回りが効きます。(2WDが5.7mに対し、4WDは5.6m)
- 車中泊が快適
- 売却値が高値で安定
- ディーゼルのミニバンはデリカだけ
- オフロードミニバンとして唯一無二
- 視点車高高い 見晴らしがいい
田舎暮らしでミニバン選ぶならどれ?と聞かれたらまよわずD:5です。
SUVとミニバンを掛け合わせたオールラウンドミニバンはデリカだけなんですね。
路面状況や走行条件に応じて、前後に駆動力を適切に配分する「4WDオート」機能と車体を堅牢にするリブボーンフレームが特徴。
ダイヤル式のドライブモードセレクターで走行中でも切り替えることができます。
ノア、ヴォクシー、アルファード、ステップワゴン、セレナなどがありますが D5ほど走破性に振ったミニバンは他にはないんですね。
その違いが特に出てるのがフレーム。普通は「モノコック」なのに対しD5はねじれに強い高剛性の「リブボーンフレーム」を採用するなど見えない部分もぬかりありません。
積載性も良。リアラゲッジスペースが広いので荷物もガッツリ乗せれます。
ベッドキットもあるので車中泊もOK↑
エンジンはガソリンとクリーンディーゼルがラインナップ。
少し高いけどおススメはやっぱディーゼル。
デリカにマッドタイヤを履かせるとほぼどんな道でも制覇できます。
純正サイズは215/70R16ですがどうせ履くなら大きめの
235/70R16がおすすめ! 干渉なしでギリギリ装着できるサイズです。
デリカD5の中古車価格帯
中古車相場は70~300あたりです。
買うなら2019年以前の旧モデルで100~180万くらいの「ディーゼル車」がおすすめ。
2019年にビッグマイナーチェンジがあり、新型モデルは中古車でも高め、その反面旧モデルは安くなり、見た目に大きな違いはあるものの、性能面にほぼ差はありません。
ガリバー中古車サイトのデリカD5検索に飛べます↓
ジムニーシエラ
駆動方式: 4WD
全長×全幅×全高 :3.55m×1.65m×1.73m
最小回転半径: 4.9m
総排気量 1460cc 燃費(WLTCモード) 13.6km/L
└市街地:11.2km/L
└郊外:14.7km/L
└高速:14.6km/L
価格:200~270万
中古:190万~
乗車人数:4人
- ラダーフレーム
- 最小回転半径4.9m
- カスタムパーツが豊富
- LSD搭載
- ヒルホールドコントロール搭載
ラダーフレーム搭載
ジムニーと言えばこのフレーム。旧ジムニーから伝統を受け継いでおり、何十年も変わってないんですね。
貨物車に使われる剛性の高いフレームで悪路に立ち向かうジムニーにはピッタリです!
LSD搭載
4WD状態となったときのみ、タイヤの空転を検知したらそこタイヤのみにブレーキを掛けて空転を抑える機能。
4WDは4輪に均等に回転力が加わるようになってます、時にそれがアダとなり、一つの車輪が浮いてしまうと、回転抵抗の少なくなるので、浮いたタイヤ駆動力が持っていかれます。
それを防止するのがLSDってわけ。ちなみにこの状態を地面に足がつかずにバタバタしているカメに例えて「カメさん状態」と呼ぶそうです。田舎ではけっこうあるシチュエーションですよ。
ヒルホールドコントロール
(坂道発進をアシストしてくれるが、MT車を含め全車標準装備されています。
急な上り坂での坂道発進時、ブレーキペダルから足を離しても最長約2秒間ブレーキの圧力を保持し、車体の後退を防ぎます。これにより安全でスムーズな坂道発進が可能です)。
これ、何気に超ありがたい機能じゃないですか??
田舎じゃ坂道発進は日常茶飯事。林道を転回するとき後ろが崖ってパターンはよくあります。
しかもそんな時に限って失敗しますし(アタイだけ??)
クラッチ操作を誤ったら崖に真っ逆さま、、、このような「背水の陣」ではとても頼もしい機能です。
タイヤはやはりA/Tがおススメ、シエラ専用サイズともいわれる215/70R16にBFグッドリッチKO2を合わせるのがおススメ!
ジムニーシエラの中古車価格帯
中古車相場 190~250万
ぶっちゃけ出たばっかりで中古車が少ないのが現状、あってもほぼ新車と変わらない値段で売られてます。
エンジンは1.3ℓでしたが、2018年から1.5ℓになり、出力が14ps、トルクが12Nm向上しました。
走りもパワフルになったので、 1.5lエンジンをおススメします。
もし買うなら190万前後の中古がおすすめですが、なかなか見つかりにくいでしょう。
ガリバー中古車サイトのジムニーシエラ検索に飛べます↓
≫ジムニーシエラ(スズキ)
ハイエース
ミッション: 6速AT
全長×全幅×全高 :4,695mm×1,95mm×1,980mm
ホイールベース: 2,570
最小回転半径 :5.0
総排気量 :2,800L
燃費:10km~
燃料 :軽油
価格320万~450万
中古180万~
乗車最大5人
いわずと知れた「キングオブ貨物」
- とにかく頑丈
- 圧倒的積載力
- フルフラットにできる
- パーツが豊富
おススメは純正の「MRT」仕様。車中泊に最高な装備がついてます。
ハイエースはカスタムパーツが一番豊富なので、荷台のアレンジは自由自在といっても過言ではありません。
ここからちょっと深い話、
なぜ田舎暮らしにハイエースがいいのか??
積載性、アフターパーツ、確かにいいけど核心はそこじゃない。注目すべきは「エンジン」なんですね。
200系ハイエースの「1KDエンジン」ってのはトヨタ史上名機とされる「1KZエンジン」の後継機。その名機がハイエースに搭載されてるのです。
世界中が欲しがっているエンジンニャ。
100万キロ走る車体もあり、エンジンの前に他が朽ち果ててつかえなくなるのだそう、
大体エンジンにガタがきてさよなら、、ってのが普通ですが、1KDの場合逆なんですね。
まあそのくらい異常な耐久性だってことです。
つまり不意の故障のリスクが少なくて済むってこと。 田舎だと工場まで遠いので、安心して乗れるのはありがたいですよね!
ハイエースは現在4型までありますが、買うなら3型以前がおすすめ、
4型は排ガス浄化装置に「Adblue」という尿素水を補充しなきゃならないのが理由。
田舎じゃ売ってるところがなかなかないんですよね。そうすぐに減るものではありませんが、気にしながら乗り続けるのは酷ですよね。
1~3型はDPRという装置がマフラー付近にあり、たまったカーボンを高温で焼いて浄化してますが、1~2型はここがウィークポイントで故障が多いです。
だから 買うなら3型がおすすめ!
タイヤも豊富です、おススメは1インチアップの215/65r16 のA/Tタイヤ。
16インチはホイールの種類も豊富です。
ハイエースの中古車価格帯
中古車相場 170~250万
人気の車ですが、ロングセラーなので玉数が多く市場価格も落ち着いているので、200万あれば手ごろな値段で中古車をゲットできます。
ただ、極端に安いのは要注意。安いのにはわけがあって、ハイエースの場合貨物車として徹底的にしごかれまくった後だったりして、かなり状態が悪いです。
買うなら現車確認してからのほうがいいですよ!
ガリバー中古車サイトのハイエース検索に飛べます↓
エブリィプラス
総排気量 1298cc
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
燃費 13.6km/リットル
最小回転半径 4.5m
乗車人数7人
中古50万~
- 見た目がかわいい
- コンパクトなのに7人乗り
- フルタイム4駆のラインナップあり
- ドアステップで乗り降りしやすい
まず、このボディサイズで7人乗りは圧巻!
軽自動車のフレームがベースなのでコンパクト、狭い道もスイスイです。
15年ほど前、この手の車が流行って各メーカーがこぞってリリースしてました。ダイハツアトレーセブン、スバルドミンゴ、あたりですね、
フルタイム四駆と二駆が選べます。田舎なら四駆がベター。
コンパクトな分、座席の距離は近い、その分「一体感」があって、みんなでワイワイ出かけるのにはもってこい!!
デメリットはもうお分かりかとは思いますが、7人乗りで1.3lエンジンは非力すぎる!!!
登り坂はべた踏み確定です。
2001年に「エブリィランディ」に生まれ変わりました↓
サイズは同じだけど、グリルや、インパネシフトになるなど、ゴージャス感がアップしてます。
2WDでもFF駆動なのでスリップしにくいですが、田舎ではマッドタイヤが無難。おススメのタイヤは、「ナンカンFT-9」165/65r14。
オートウェイだと安く買えます↓
【オートウェイ評判・口コミ】実際に購入した感想をガチレビュー・通常よりお得に買う方法も徹底解説します!
エブリィプラスの中古車相場は??
中古車 30~80万
もともと生産台数が少ないので、あまり出回ってません。状態のいい車体を探すのは苦労するかもしれません。
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ダイナトラック・トヨエース
全長×全幅×全高 :4.69m×1.69m×1.97m
最小回転半径:4.9m
燃費:10km~
価格:300~370万
中古:170万~
乗車人数:6人
- 積載量
- 耐久性
- 6人乗り
最後がこちら、本命です。
「工事現場の車じゃん」って思ったあなた、この車を「田舎暮らし的な視点」で見てみませんか?
するとどうでしょう、、めっちゃ使い前がある車に見えてきたでしょ?
まず定員が6名、しかもハイエースと同じ1KDエンジン!!
それに荷台もついているので車内に置きたくない荷物も置ける!!
ショートベッドでも軽トラと同じくらいの面積を確保。
田舎暮らしではいろんなものを積載する場面が多々あります、
- 肥料
- 薪
- イノシシ
- 草刈り機
- 耕運機
車内に入れたくないものばっかりですよね、そんな時荷台があると抵抗なく載せれます。
しかもカスタムすれば野暮ったさをカバーできます!
塗装とリフトアップすればこんな風に↑カッコエェェーー!!
よく見ると車両寸法はハイエースとほぼ同じ。以外にコンパクトなんですね。 ハイエースのトラックバージョンとして見ていいかもしれません。
これぞ“キングオブ田舎カー”でしょ!
ガリバー中古車サイトに飛べます↓
貨物車をファミリーカー化するのが決め手
田舎暮らしの車って通帳に走るのとちょっと違う性能が求められるのはわかりましたよね。
当てはまるのは 「貨物ベースの車をファミリーカーとして使う」というのが一番賢い選択だと思います。
今紹介した中ではハイエース、エブリィプラス、トヨエースなんかは4ナンバーで貨物ベースなんですね
4ナンバーのメリットは税金が安いこと。
その反面車検は1年ごとですが、毎年車検なので大きな修理費用はかからず、1回の車検代が割安であることから 家計の強い味方になってくれます。
貨物車の中には乗用車に寄せた高グレードの仕様もあるので、「ザ、貨物」的な昔のイメージとはずいぶん違いますよ!
まとめ 見た目は二の次、田舎生活に適応する車を選ぼう
耐久性、積載性、走破性
この三つが田舎暮らしにおける車選びのポイントです。
紹介した車以外にも、これらの条件を満たす車はありますよ。
- 日産エクストレイル
- 日産NV 350
- トヨタランドクルーザープラド
- トヨタハイラックス
- スバルレガシィアウトバック
- スバルフォレスター
先ほども言ったとおり、田舎暮らしに必要な車っていうのは都会とはちょっと違います。
車選びの際は、安さに目がくらんで過走行の車や2WD車、車高の低い車を選ばないようにしましょう。
また、燃費の良さばかりに目が行って、荷物が載せれない、、、なんてことにもならないよう注意が必要です。
これから車を探す人は在庫が豊富すぎなガリバーがおススメ!登録無料です!
それではよい田舎ライフを!!
今回は田舎暮らしにおススメなファミリーカーを5台紹介するよ!!