どうも、よし子です。
薪ストーブの女子の皆さん、斧はどんなの使ってます?
薪割り用の斧って基本男性が使用することを前提に作られている? ので重かったり、柄が長すぎたりして女性にしっくりくるものが少ない気がしません?
私も斧を選ぶ時とてもに悩みました。その結果フィスカース x25という斧に出会ったのです。
この斧は小さな力で薪が割れるという特徴があります。すなわち女性でも楽に使用できるというわけです。今日はその理由を述べていきますね。
フィスカースX25
フィスカースはハサミで有名なフィンランドのメーカーで、 斧やハンドアックスも製造しています。老舗メーカーらしくその性能は確かなもの。
さて、X25のスペックですが、、、
- 全長724mm
- 重量2.4kg
- ヘッド重量1.83kg
という感じ。
見た目は、、、
正直好き嫌いが分かれる
と思います。
だって薪割り斧といえば柄が木で刃が鋼鉄!ってイメージじゃないですか?
私はそう思ってました。
これを「伝統と格式を重んじた斧」とするならば、x25は「テクノロジーの結晶」といったところ。
つまり「ザ・斧」じゃなく「ネオ・斧」というわけです。
性能を追及した結果この姿になったんですね。
評価も上々 X25の特徴
グラスファイバーの柄 中は空洞
柄はグラスファイバーで耐久性も抜群。
木の柄みたくミスヒットした時に手がしびれることがなく、柄と刃が一体で刃がすっぽ抜ける心配も無用。
中空素材なので、同クラスの斧と比べてもこの部分だけでかなりの軽量化に成功しています。
そして、柄が軽い分ヘッドに重心を寄せることに成功しています。
では、ヘッドに重心が寄るとどうなるか?ですが、
ズバリ、破壊力が上がる
です。
ボーリング(投げるほう)を想像してください、軽い球と重い球を同じスピードで投げた時どちらがピンを倒す力があるか?
答えはいわずもがな ですよね。
斧にも同じことが言えるのです。
ヘッドの重さだけが違う同じ重さの斧があったとします、それを同じスピードで振り下ろした場合、インパクトが強いのは重いヘッドの方なのです。
x25はできる限り柄を軽量化し、その分重みをヘッドに集中させているんです。
だから、軽くてもよく割れるんですね。
柄の長さがちょうどいい
x25は柄の長さが70㎝です。
これってなかなか絶妙な長さなんですよね。
同クラスの斧の柄の長さは80㎝前後が多いですが、80㎝もあると長すぎて背の低い女性には扱えません。
上の写真はX25とアタイです。
アタイは身長166㎝、女性にしては大きい方ですが、それに比べても x25が小さく見えません?
160㎝くらいの人も十分使えるんじゃないでしょうか。
あとグリップからヘッドまでの距離が短い分、振り上げる時に力がいらないメリットもあるんですよ。
握力がなくても抜けにくいグリップ形状
特徴は赤丸部分の返り形状↑
振り下ろす時に手が滑ってもこの独特の形で斧がすっぽ抜けるのを防いでくれるんです。
これって握力のない女性にはありがたいこと。
そしてこのグリップ、人間工学に基づいて設計されているそうで太すぎるわけでもなく、握ってみるとしっくりきます。
ちなみに使い続けてもマメができたことはありません。
さらにグリップ部分は滑りにくいゴム製で、安定した握り心地を提供してくれます。
全てを切り裂く鋭い刃、専用の刃研ぎで切れ味長持ち
斧は振り下ろす勢いと鋭い刃を持ち合わせて切れ味を発揮します。
軽い力で割れるもう一つの理由は、x25の刃が極限まで研ぎ澄まされていることです。
「ヘッド寄りの重心」「鋭い刃」の組み合わせで小さい力で大きな破壊力を生み出すことに特化しているのです。
↑そして刃はフッ素コーティングされているので切れ味が長持ち。
でもノーメンテでいいというわけじゃないんです。使い続けていくうちにやっぱり切れ味が落ちちゃうんですよね。
そんな時は刃を研いで切れ味を復活させるんですが、研ぎ方が悪いと逆に切れ味が鈍くなってしまう恐れもあります。
上手に研ぐにはある程度熟練が必要になるんですね。
しかし!
x25には別売りで 専用のシャープナーがあります!
刃をシャープナーに通すだけで適切な角度で研げるので失敗することがないですし、時短にもなりますよ!↓
私のような薪割り初心者には嬉しい限りですー!
ライバル斧 ハスクバーナA2400
私はx25を直接見て買うことができたのでそれ以外の選択肢はありませんでしたが、もし他に選ぶとすれば?と問われたらこれを選ぶかもしれません。
見た目は、「ネオ・斧」の分類で、配色もx25と似ています。
スペックは
- 全長70㎝
- 重量2.4kg
- ヘッド重量1.8kg
x25と似たり寄ったり。
しかし、x25にない魅力が!それはヘッド後部をハンマーとして使用できること!
楔を打ち込む時、わざわざ別にハンマーを用意する必要がないのです。
↓フィスカースにもハンマータイプがありますが、サイズがX27仕様なんですよねー( ゚Д゚)
そして説明にある「薄刃」という文字が少し気になりました。
薪割り斧というのはそもそも刃に厚みを持たせ、打ち込んだ時に引き裂きながら割ることに特化しています。
逆に刃が薄いと打ち込んでもなかかな割れてくれないんです。
↑X25の刃はエラが張っていて矢印の方向に引き裂く力が働きます。
なので、実際に見てはいませんが、薄刃だとしたら破壊力はX25よりダウンするかもしれませんね。
グレンスフォシュ ブルーク 442
性能も大事だけど雰囲気にもこだわりたいあなたにおすすめ。
見た目はx25とは真逆の「ザ・斧」です。
グレンスフォシュは大型の斧が多いですが、女性が使うとなればこの442がベターだと思います。
スペックは
- 全長70㎝
- ヘッド重量1.8kg
一つ一つ手作りのため、多少の重量の誤差がありますが、全体的にX25に近いです。
アタイも2本目の斧としてこの斧を狙っています。
職人の想いが詰まった斧での薪割りを体験してみたいと思ってます。
そしてメンテナンス道具も渋い!
↓シャープナー
↓ディスクストーンは斧の表面を仕上げる時に使います。これもまたナイスなデティール!
まとめ:とりあえず薪割り斧が欲しい方はフィスカースX25を選べばハズレはナシ
いかがでしたか、x25は薪ストーブ女子の強い味方になってくれること間違いなしです!
もちろん男性でも使いやすいと思います。実際旦那もX25で薪割りしてますし。
最後にX25の特徴をまとめました
- ヘッド寄りの重心
- 握力がなくても握れるグリップ
- 研ぎ澄まされた刃
- 専用シャープナーでお手入れ簡単
アタイはまだX25以外使ったことがないので、(試し割りはあります)他の斧も積極的に使ってみて、それぞれの良さを体感したいと思います。
はじめまして。自分もX25を使用しております。
悩みに悩んで購入したのですが今は大変満足しています。
女性にも扱いやすくさらにパカパカ割れてくれていい買い物したなーと思ってます。見た目的にはクラシカルな斧に憧れなのですがw
コメントありがとうございます。 ホント最高なんじゃないかっていうくらい素敵な斧ですよね! お互い薪割り頑張りましょう!