どうも!よし子です。
今日は燃費のいい焚き方についてお話しします。
アタイの考える「燃費」っていうのは薪から出る熱をいかにストーブの熱に変換できるか だと思うんです。
変換にロスがあるともったいない=燃費が悪い。
燃費が良ければ長い間ぬくもりが持続し、薪の投入回数も少なくなる=燃費が良い。
というわけ。
でも、1本の薪が燃え尽きるまでに発する熱量は同じ、、、なのにそんなことできるの?
となりますが、「焚き方を工夫する」ことで効率よく運転することができるようになりました!
去年は無知ゆえにボカスカ投入してたんで減るわ減るわ、、、
しかし今年のアタイはちょっと違います!体感できるほどに薪の減りが遅いのです!
燃費のいい薪ストーブの焚き方
アタイの実践している方法は
1ストーブを暖める
2天板250℃でダイヤル2
3熾きを大量に作る
4温度下がる前に薪を3本投入
5ダイヤル3にし火がまわったら2に
6燠を大量に作る
以後3~6のくり返し です。
完全にサイクル化してるのでイレギュラーが起きた時は対応できません笑
が今のところ派手なトラブル無く運転できています。
しかし、1度だけダイヤル3でも火がまわらないことがあって、炉内が煙と炭の山になったことがありました。
どうやら灰の掃除をしてなかったのが原因のようで、、、
S43は灰がたまりすぎると空気の流れが阻害される仕組みのようです。掃除したらいつもどおりに戻りましたよ。
焚き付けはスピーディーに
部屋を暖めるにはストーブが暖かくないといけません。ストーブを暖めるには炉内に火が行き渡らなければなりません。当たり前ですよね。
- 火を行き渡らせる
- ストーブを暖める
- 部屋を暖める
この順序は絶対なので、まずは火を大きくすることに全力を注ぐのです。
運転温度に上がるまで時間がかかると多くの薪を使ってしまいます。
だから「焚き付けから燃費との戦いは始まっている。」と思いながら針葉樹の薪を使いスピーディーに暖めることを心がけてます。
熾きのじゅうたんを作り、「熾きだけ運転」を目指そう
ストーブが暖まったら次は大量の「熾き」を作ることを目指します。
この単語、薪ストーバーじゃない方は聞きなじみないですよね。
木を燃やしたら最後、赤い塊になる。これが「熾き」。今日のキーマンです。
熾きって炎が出てないわりに熱量がすごいんですね。これだけで充分暖まります。
だからいかに熾きを維持し続けるかがポイント。
しかし、樹種にもよりますが熾きの持続時間はマチマチです。
特に、塊が小さくなるほど空気と触れる面積が大きいので、灰になる速度が速くなる。
また、灰の中に埋もれたヤツは空気と遮断されているのでなかなか燃え尽きず熱を出し続ける。
といった特徴があります。
点火して40分ほどすれば天板の温度は250℃あたりを指しそろそろ熾きができ始めるころ。
ここで薪の量が少ないなーと感じたら太めのを2本ほど投入します。炉内が高温なのですぐに燃え始めてくれます。
燃費のいい焚き方と言ったわりに結構使ってない?と思うかもしれませんが、薪を「ケチる」と「節約する」は意味が違うと思ってます!
この場面で薪を投入するのは至極正当だとアタイは解釈してます。全ては熾きのじゅうたんを作る為なのです。
トマトを一面に敷き詰めたような状態になればOK 笑!
すみません、分かりづらいですね、下が本当の写真。
紫色の部分が全部熾き、そこから火がチョロチョロ出ている状態。
さて、熾きを維持し続けるコツですが
- 大きいのを大量に作る
- ダイヤルは2に
- 灰を多めに敷き詰めておく
を押さえておきましょう。
ダイヤル2ってのは他の薪ストーブでいえば空気調節レバーが中間位置にあるのと同じことです。
↓うすい炎が見えるようになったら安定期。これが「熾きだけ運転」(勝手に命名笑)。
意外にも炎を上げている状態よりこっちの方が天板温度が高いのです。
あらためて熾きのパワーってすごいなと思います。
そして天板温度が200℃以下になったら次の薪を投入します。
その際2~3本を一気に投入。あ、この時ダイヤルを3にするのを忘れないように!
一時的に炉内の温度が下がりますが、大量の熾きのおかげでしばらくすれば盛り返してきます。
先程の薪に火がまわった時点で再びダイヤルを2にして再び「安定期」。しばらく離れていても大丈夫! ゆっくりと風呂に入る時間もあります。
薪の使用量の比較
去年の1日の量と 今年の1日の量 樹種は広葉樹ミックスです。
上の写真は去年と今年の1日の使用量です。
アタイはログフープにストックしている薪の減り方を見て1日の使用量を把握しています。
1フープ約3日分として計算しているのですが今年は3日以上持ちます。去年は3日持たなかったんですよ。
「まだまだ節約できるぞ~」との意見もおありでしょうが、今のアタイにはこれが限界。
今後さらにS43のポテンシャルを引き出してみせます!
まとめ:“熾きだけ運転”で薪から出る熱を最大原利用すべし
熾きがある状態を維持することが大事だということはお分かりいただけたと思います。
アタイはこれでストーブが暖かい状態を長時間キープできました!
いろいろと模索した上でこれがアタイなりの「燃費のいい焚き方」です。底辺薪ストーバーですが、努力は惜しみません笑
いつか上級者と言われるようになりたいものです!
ところで「おき」の字は「燠」「熾き」どっちが正しいんでしょうか?
分かる方ご教授ください!
最後にもう一度順序をまとめますね!
1ストーブを暖める
2天板250℃でダイヤル2
3熾きを大量に作る
4温度下がる前に薪を3本投入
5ダイヤル3にし火がまわったら2に
6燠を大量に作る
それではよい薪ストーブライフを!