よし子です!
この前、ガーデンシンクを“アレンジしました。
その時に焼杉板を作ったんですが、これがなかなか使えます!
今回は
- 焼杉板の作り方
- 焼杉板と塗料の費用
- メリット・デメリット
- 焼き具合による見た目の違い
についてお伝えしますね!
焼き杉板とは?
生の杉板を火であぶり、表面を炭化させたもの。
表面を焼くだけでメリット・デメリット含め色々な効果があるんですよ!
焼き杉板のメリット
- 簡単
- 耐久性・耐腐食性がアップ
- 見た目が渋い
- 塗装よりコストが安い
- 焼き加減で様々な表情が出せる
“三角焼”きなどのガチ燃やしじゃなければ家庭でも十分できます!
耐久性・耐腐食性が上がることが一番のメリット。
炭は気候の変化に強く、腐食しない、っていう特徴があります。
これを利用し、表面を炭でコーティングすることで中の生木が腐りにくくなるのです。
家の外壁にも使われていて、50年たっても腐らす、経年による色合いの変化はありますが、それもまた味わいの一つとしてとらえることができます!
施工方法はバーナーで炙るのみ!なんてすばらしい工法なの!
焼き杉板のデメリット
- 焼きすぎると燃える
- 慣れるまで焼き加減が難しい
- 年数が経つと色が変わる
- 端がチビる
初めてやると失敗する可能性が高いです。まずは不要な板で焼き練(焼く練習)してから本番に臨むといいでしょう! 不器用なアタイでも1回やればコツを掴めましたよ!
焼き杉板を作る
用意するものは
- バーナー
- 亀の子たわし
この2つのみ!
バーナーはBBQなどで使う“トーチバーナー”でもいいけどもっといいのがあります!
それがこちら↓
草焼きバーナー!
雑草を燃やすためのバーナーですが、これが焼き杉板作りにもってこい!!
草焼きバーナーは
- 火口が大きいので広範囲を一気に焼くことができる
- リーチが長いので板を地面に置いて立ったまま焼ける
大量に作る時はトーチバーナーでチマチマ焼くより圧倒的に効率良し。
焼杉板と塗料どっちがお得?
これは 焼杉板の方がお得です、耐久性は塗料に劣るかもしれませんが、ローコスト&和の感じを演出したい方にはおススメ。
耐久性が心配なら焼杉の上から塗れる防腐塗料もありますよ!
ちなみに水性塗料は↓
カンペハピオ 1.6Lで10㎡ 塗れます。 1925円
草焼きバーナーは↓
本体8200円 んで灯油が 18Lで1480円 1Lあたり82円計算。
1Lで 11㎡焼けます!
つまり、初期投資はバーナー代が高くつくけど、作る量が多ければ多いほど焼杉の方がお得になる仕組み!
ちなみにバーナーはボンベ式より灯油式の方が経済的ですよ!
板を焼く
さて、前置きはこのくらいにして、実際に作ってみましょう。
といってもバーナーの火を当てるだけなんですがね↓
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ムラができないようできるだけ均等な距離から同じ時間焼きます。左右に振りながら焼き加減を見ていく感じですね!
切り口が焼けてないことがよくあるので注意! 横面もしっかり焼きましょう。
水を流しながらたわしでゴシゴシ
さて焼けました
そのあと水で流しながらたわしでこする、これを“磨き”といいます
あ、流れ落ちた炭が飛び散るので汚れてもいい格好で!
数回こする炭があっさり落ちてくれます。あまり力はいりませんよ!
表面の炭が流れて、、、ほら、渋い木目が出てきた!
これで完成!
焼き具合による見た目の違い
焼き加減でいろんな表情が出せるのもメリット。
でも、 どのくらいの焼き加減でどんな感じになるか知りたいですよね!
そこで、焼き方によるバリエーションの違いをを比べてみましたよ!
今回は
- レア
- ミディアム
- ウェルダン
(肉みたい)で比較しました!
焼いた後
水洗い後
それぞれの感想を述べますね!
レア
表面のみをサッと炙るしゃぶしゃぶ方式、バーナーが1か所に当たっている時間は2秒程度。
木目の部分に炭化が入り、生木の部分とのコントラストが映えます。
洗ってもあまり変化はありませんねー。
ミディアム
焼き時間は5秒程度。
表面全体が炭化しますが、浅い部分と深い部分がはっきり出ますね。
磨くと木目が浮き上がってきます、これを“浮造り”といいます。
凹凸感がいい雰囲気!
ウェルダン
最後は徹底的に焼きますよ!焼失しない程度にですが(笑
表面は完全に炭化してひび割れだらけ!焼時間は10秒。
さて洗うとどうなるでしょうか!
全体的にこげ茶色、ミディアムとあまり変わらないようにも見えますが木目は目立ちません。
よく見ると分かる程度でしょうか、落ち着きのある感じですね!
しかし、 板が反るのがデメリット!
熱がかかる方に縮むので、どうしても曲がってしまいます。
対策として、
- 少し焼いて 裏返し を繰り返し両面が均等に焼けるようにする。
- 木は辺材側に反る特性があるので芯材(木の中信部分にの方)を焼く。
いずれも反りを完全に予防できるわけじゃないので注意!
結果発表
- 陰影をクッキリ出したい→レア
- ある程度木目も主張したい→ミディアム
- 防腐効果&渋さを求める→ウェルダン
って感じですね!
レアは見た目の好き嫌いがはっきりしそう。防腐効果が高いのはウェルダン、狂いが少ないのはミディアムまで!
【焼杉板を作る】のまとめ
いかがでしたか?
簡単にできる&ローコストの焼杉板作り、塗料以外の選択肢として加えてみてはいかがでしょうか?
作業の際は火を使うので くれぐれも周りに燃えやすいものが無いか確認してから行ってください!
自分の好きな焼き加減を探しながら作るのもおもしろいと思いますよ!
それではよいDIYライフを!
素晴らし実験内容ですね。小生も実家の塀を大和塀にする際、片面を焼きました。
ネットで焼杉買ったのですが、通常片面焼の為、もう片面を焼く必要がありました。
で、バーナーだと日が暮れるし、草焼きバーナーは思いつかず、結局、昔古来のやり方をやりました。3mの杉板を3枚組み合わせ 三角形の空洞を作ります。
そこに、新聞紙や薪ストーブの焚き付けを入れ下から火をつけ、火が付いたら3本組の
杉板を立て、そう 煙突効果を利用して、下部から上昇気流に乗り炎と共に焼杉ができる仕組みです。で結果は 下の方は ウエルダン 中はミデアム、上はレアといった感じで 焼きムラが出来ます。なので、次からは 中間と下部に焚き付けを入れ
たら 焼きムラは少し解消。でも、炎と煙がすごくて、住宅地では 消防車が来るかもの世界でした。焼く杉の量が多かったので、この方法でしたが、草バーナーも良いですね。ただ、使用頻度が少ないので、除草にも使うのであれば、一個あってもいいなと。 参考になりました かしこ