今回は鶏小屋の屋根を施工しました!
↓前回の記事はこちら
トラブルだらけでしたが、鶏小屋のなかで一番お金をかけた部分だけあり仕上がりは上々です!(自己満足)
雨漏りもありません!
しかし鶏小屋と言えど屋根の上は結構な高さ、一番高いところで4mもあります。
ビビりながらの作業だったのでいつもより写真が少な目になってますがご了承ください。
セルフビルドで鶏小屋の屋根を作る
前回はここまで↓
① 垂木
② 野地板
③ アスファルトルーフィング
④ 桟木
⑤ オンデュリン
図にしてみました↓
こうみると結構な工程ですね。
途中トラブルもありましたが包み隠さず披露しますよ、それではいってみましょう!
垂木を固定する
45mm角の杉材を50㎝間隔で固定します。
“垂木止め金具” を使い確実に固定しました。
垂木の固定は絶対に動かないよう頑丈に!
屋根の上に登った時に垂木がズレて崩壊 なんて想像したくもありませんものね。
というわけで完了。屋根の形があらわになってきました。
屋根上での作業は “腰袋” が必須、コーススレッドなど小さくてよく使うモノをすぐにとりだせるだけで作業効率が全然違います。
野地板(合板)をはる
お次は垂木の上に合板をはります。
本当は墨線ひいてからコーススレッドの位置を出すんですが、アタイは下から垂木の位置を見ながら定規で適当に線を引いて ここかなーってところに打ちました。
一応定規は1mのものを使ってますが、このやり方は
ザ・横着です
しかし、50本近く打ちましたが奇跡的にすべて外すことなく打つことに成功!
運か?実力か? まあ9:1で運でしょう。
合板は4隅が1か所にならないように打ちましょう。
その部分だけ極端に弱くなってしまうからです。うっかり乗ると踏み抜きます。
↓これが正解です。
構造用合板はJAS 合板を使おう
屋根に貼る合板の種類 “特類” と記載のあるものを選びましょう。
ちなみにJAS 規格でないとこの表記はありません。
くれぐれも注意してください。
なぜそこまで言うかといいますと、、、
耐水性の部分に注目、これは使用されている接着剤の種類を表すもので、特類は水に強い接着剤を使ってますよ ってことなのです。
特類のほか 1類 2類 があり、
1類 長時間の湿気OK
2類 湿気を帯びる場所での使用は不可
そして特類は1類より上です。
耐水性のない接着剤を使っている合板が湿気を帯びると接着剤が溶けだしてしまい、さけるチーズのようになってしまいます。
そしてアタイがチョイスした合板は、、、
NONJAS(ノンジャス)合板
なにそれ?って感じでしょうがニュアンス的に低グレードなことぐらいはお分かりいただけると思います。
NONJAS合板ってのは何の規格も満たしてない合板のことで、ホルムアルデヒドの値や接着剤についても基準値以下、売りと言えば安いことぐらいです。
NONJAS合板は一晩雨に濡れただけでこのありさま ね、さけるチーズっぽいでしょ?
最初は合板なんてどれも一緒!と考えていたので1番安かったNONJAS合板をチョイスしてしまったのです。
合板に規格があるのを知ったのはすでに屋根を張り終えたあと、、、まさに後の祭り。
しかしもう後戻りはできません!
ならば雨仕舞を完璧にすればいいじゃないか! と気持ちを切り替えることに!
アスファルトルーフィングを張る
オンデュリンを使うなら必要のない工程ですが、なにせNONJAS合板を使っているものですから念には念をです。
ルーフィングは雨漏りを防ぐ最後の砦 1m×25mで2500円でした。
意外と重いので屋根に乗せるのに一苦労です。
ポイントは雨漏りしないよう屋根の低いほうから横方向に敷くこと。
ルーフィング自体に重ね幅の目安の線が引かれてるのでその通りにします。およそ10㎝くらいでしょうか。
はり終えたら風で飛ばされないよう “タッカー” で固定します。
タッカーってのは大きいホッチキスのこと。
小さいと言えどホッチキスの芯が貫通する穴があくわけですから、やみくもに打ちまくると雨漏りの原因になります。
あくまでズレないための仮押さえとして必要なところだけ打つようにしましょう。
桟木を乗せる
ルーフィングの上から今度は垂木と垂直になるように “桟木” を取り付けます。
この桟木にオンデュリンの釘を打ち込んでいくわけです。
これなしで直接ルーフィングに釘打ちすると、室内の天井から釘の先っぽが飛び出しまくり、拷問部屋のようになってしまいます。
ということは、桟木は垂木の通っている部分にビス止めしなくてはいけないというわけ。
しかし、アスファルトルーフィングを敷いた上からではどこに垂木が通っているか見当もつきません。
いくら運のいいアタイでも今回ばかりは狙い通りに打つ自信は皆無です。
そこで使うのが “墨つぼ” という道具
墨が付いた糸をはじくと直線が引けるもので、これを使って垂木のラインを出すのです。
こりゃ便利、いやはや先人の知恵というやつですね。
そしてさらに秘密兵器!
というほどのものじゃありませんが45㎝間隔で固定するので、
45㎝の木材を2本をこのように置き、次の桟木を乗せると簡単です。一回一回測るより断然はやいですよ。
オンデュリンクラシックシートを施工する
さていよいよ主役の登場です!
水糸を桟木の上に這わせてコーススレッドを打ち込みます。
ここでの注意点は敷き詰める順番↓
雨漏りしないよう 下から敷き詰めていきます!
↓横は1山重ね、上下は30㎝重ねます。重ね幅は屋根の勾配によって違います。
↓オンデュリンのカット方法はこちら
↓施工のポイントについてまとめた記事はこちら
破風板・鼻隠しを取りつける
このままだと横がみっともないので、、、
破風板を打ちます!
南側は垂木の位置がぜんっぜん合わないので取り付けてません。というか固定できませんでした。
きちんと測って作ったのになぜ誤差が出たのでしょう。
答えは簡単、基礎が歪んでいたのです。
そのしわ寄せが屋根に及んでいたのですね、というわけできれいなのは北側だけです!
あとは雨漏りしないことを願うばかり
NONJAS合板を使ってしまうというミスもありましたが何とか完成しました。
屋根ができると一気に小屋らしく見えますね!
まあこんなこと思ってる時点でブロガーとして大事な “読者目線” を忘れてる気が、、、
いや、完成するのはもちろん嬉しいんですよ、でもそれと同時にこの企画が終わってしまうのがすこし寂しいのです。( *´艸`)
さて次回は 産卵箱作りに挑戦します!