どうも旦那です!今回ボットン便所を簡易水洗に取り換えました。
試行錯誤しながら、無事成功です。
初めてなもんで要領がつかめず、7日もかかりましたが、、、(‘ω’)
でも、「素人でもできるんだ」ってことがわかったのでヨシとします。次はもっと早く終わらせる自信もありますし。
というわけで、ボットントイレから簡易水洗交換までの7日間の記録を余すことなくお伝えします!
トイレの画像が大量に出てくるので閲覧注意!!
モザイクかけてますが、食事中の方は見ない方がよろしいかと。
汲み取り式ぼっとんトイレを水洗にできるの?
まず、水洗トイレにする場合「下水管」が来てることが絶対条件。
汲み取りを水洗にする場合「下水管の接続」や「浄化槽の取付」など大掛かりな工事が必要で、楽勝で100万~の出費となります。むむむ、、、
汲み取りトイレをさも水洗のように見せる「なんちゃって水洗トイレ」があるよ。
その名も“簡易水洗トイレ”
簡単に言うと、汲み取りのシステムはそのままで、便器に水栓を接続すれば水が流れる便器のこと。
普段はフラップが閉じ、水が溜まっているので臭いが上がってくることもありません。
なるほど、見た目だけならまるっきり水洗ですし、これなら便器の交換だけで済むので費用もかさまないのです、それにDIYで挑戦できそうな内容ですし。
昔ながらの和式ぼっとんブラックホールトイレを簡易水洗に
というわけで簡易水洗化に取り掛かります。
事前に色々調べていると、ボットン先駆者のBlog-oyaji「Ryuや」さんの記事に出会い、挑戦する勇気をもらいました! Ryuやさん、ありがとうございます!!
≫ぼっとんから簡易水洗トイレにdiyリフォームをしてみた!掛かった費用は?
施工前の写真がこちら↓ 汚れたトイレが大丈夫なワイでもさすがにこれは、、、
ザ・和式ボットン、穴の下は直で便槽の ブラックホール仕様。
臭突があるといえど臭いは上がってくるし、なんか不気味だし、入居づけの超マイナスポイントです。
汲み取り式ぼっとんトイレの仕組みは?
と、その前にぼっとんトイレの仕組みを理解しておきましょう。
構造は簡単で、穴の底にタンクがあり、その中に排泄物をため込む⇒一杯になったら汲み取り業者に回収してもらう。
もう少し詳しく見てみると、上から便器→スパッタ→臭気溜→たて管→便槽へとつながってます。
“臭気溜”に“臭突”という煙突管が接続されていて、臭いを外に逃がします。
便槽はこんなプラスチックの樽が埋め込まれてます。
簡易水洗便器はオプションが豊富な【ダイワ化成FZ300】をチョイス
今回購入した 便器はダイワ化成のFZ300 の手洗いなしバージョン。
これを選んだ理由は以下の通り↓
① 簡易水洗トイレの中で一番安い
② 便器の長さが440mmとコンパクトなので狭いトイレでもOK
③ 排水穴の位置がずらせるオプションが豊富
特に③の排水穴を移動できることは重要。
理由は、便器の位置は排水穴が基準になるから。
だから、 トイレ内のスペースや便器の種類によって排水穴を最適な位置に移動できることはすごく大切なのです。
FZシリーズはジャバラ 管や、FZ300用改造フランジなどのオプションで 排水穴移動の自由度が高いのがメリット。
↓今回も排水管の位置を移動しなければ設置できません。
別売りの ジャバラセット BCV24 を接続します。
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↓こちらは改造フランジ
今あるフランジと交換するだけで最大90mm偏心可能。床をはがさずに施工できます。
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和式ぼっとんトイレの段差を壊す& 便器を撤去
まずはハンマーで段差を壊し平らにします。
はつり機があれば楽勝なのですが持ってないのでひたすら振り下ろします。(この時は動けないほどの筋肉痛になるとは知る由もなく)
トイレが狭く、思い切りハンマーを振れずサクサク進みません。
この段差、、全部モルタルなのか、、、
と思いきや、、、、
モルタルは表面のみ、あとは木で造作されてました、これだとバラすのは簡単、ラッキー!
便器も割っちゃいます! 穴に破片を落としちゃダメです。破片はこまめに運び出す!
ようやく全貌が見えた、ここまで1時間。トイレは長いこと使ってないので臭いはありません。
段差を全て破壊しました、穴に物が落ちないようにコンパネで蓋します。
手前のタイル床も破壊。太めの根太が2本、高さがビミョーに違うけど微調整で何とかなりそう。
トイレの床作り
根太と垂直に45mm角材4本を渡します。
高さが丁度よくなるように45mm角にしました。この上から12mmのコンパネを二枚重ねで乗せるので、根太から69mm上がることになります。
床の高さの決め方
これに関してはシビアに計算しなくても大丈夫でした。
スパッタが上下10cm程度動くので、その範囲内に床があれば大丈夫です。
上にボードを仮置きします。
12mmの針葉樹合板2枚重ねです。後で穴をあけるのでまだ固定しません。
便器を取り付ける前に壁を仕上げる
便器が入ると狭くなってしまうので、今のうちに壁を仕上げておきます。
タイル部分は石膏ボードを貼り付け、
奥の水色はアクセントクロス的な感じで仕上げました。
上部の漆喰は塗装仕上げ。
塗装は砂壁を塗ったときと同じ方法です、過去の記事をご覧ください。
今回は下地が綺麗だったので アク止めシーラーは塗布しませんでした。
塗料はやっぱりコスパの良いニッペのFORPROがおススメ!
壁の仕上げはこちらの記事↓
簡易水洗便器のフランジ用の穴を開ける
それ以下だとロータンクが壁に当たってしまうからそこだけは注意しなきゃならない。
さらに1㎝余裕を持たせ、壁から42㎝を中心にしました。
そこからコンパスで10㎝の円を書く。
ドリルで穴を開けてジグソーでカット !!
あけた穴をのぞくと、
臭溜が半分見えるか見えないかくらい、、、
このずれは想定内。じゃばら管があれば大丈夫!!
じゃばら管のソケットは偏心してるので寄せたい方に穴位置を持ってきます。
よし!早速仮合わせ!問題なくハマるはず、、、
仮合わせで気づいた、、、じゃばら管の角度がきつすぎる、、、
やってしまいました、、、、
高低差が無さすぎて、 じゃばら管が臭溜に干渉するのです。
↑矢印部分
取り合えすスパッタをカットしましたがそれでも当たってしまう。
原因は高低差がなさ過ぎたこと。
ジャバラが窮屈な角度になってしまったのです。
余談ですが、上の図のように「臭突の下にソケットが入るけど大丈夫なのか?」と思いました、だって臭いが上がってくる部分をふさいでしまうのですからね。これだと臭突が意味ないのかなと思いましたが、
説明書の図なので「間違いない!!」と判断、そのまま実施することに!
臭気溜りをカットしてじゃばらをかわす
スパッタだけじゃかわせないので臭気溜もカットすることにしました。 ここまで来たらもう後戻りはできません。
ビビりなので、 少しカット→仮合わせを繰り返します。
臭突に差し掛かるくらいギリギリまでカットし、ようやく干渉しなくなりました。
カットした空間にジャバラを通せばスムーズに取付できます。
一旦「じゃばら管」を使う場合の注意点をまとめておきます
- 臭気溜からの高低差がなさすぎると角度がきつくなる
- 直管からの距離が遠すぎない(じゃばらは60㎝なのでそれより近くないとダメ)
上の2点に当てはまる場合は改造フランジを選択しましょう!!
今回も「改造フランジ」を選んでおけばよかったパターンですね( ゚Д゚)
簡易水洗の配管 じゃばら・ソケット・臭気溜りの接続部をコーキング
仮合わせがうまくいったらコーキングで密封します。
隙間があると臭気が漏れてきます。ここはしっかりと密封するべし!!
臭気溜りとソケットの間&ソケットとじゃばらの間に“コーキングの海”を作る。
合計4本使いました。コーキングは念のため 防カビタイプをチョイス。
床板からジャバラを出した後床板をビス止め
床板をゆっくりかぶせながらジャバラを穴に通します。
この作業は高難度なのでぜひ2人欲しいところ。1人がジャバラ持ち、もう1人が床板をおろすとうまく入ります、1人だけじゃ無理ゲーです。
阿吽の呼吸でジャストミート!!
ここまでくればもうジャバラから下を扱うことはありません。床板を固定します。
根太の位置に貼ったマスキングテープを目印にビスを打ち込みます。
リフォームの定番 トイレの床はクッションフロアで仕上げる
壁と同様、便器を取り付ける前にやっておくといいです。おススメはホワイト系のフローリング生地!
簡易水栓便器を取り付ける
舞台は整いました。いよいよ便器の取付です。
手順は以下の通り
- フランジの固定
- 便器を固定
- ロータンク取付け
- オーバーフロー管をコーキングでふさぐ
- レバーのフック固定
- 水道管の接続
- 便座取付け
フランジの固定
まずはフランジをじゃばら管に差込み。
接合面にコーキングを塗りたくる!!ジャバラじゃなくても10㎝径の管ならどれも入ります。
接続したらフランジを床にビス止め、赤丸の3点で固定します。
向きに注意!ビス1か所のほうが前です。
便器の固定はほぼネジだけなので、この辺りから作業スピードが一気に上がります。
便器を固定
便器自体はフランジに固定されます。フランジにすっぽりハマるようになってます。
この2本のボルトでフランジと結合します。
ポイントは便器を真上から降ろすこと
「カポ」っと手ごたえを感じたら接続成功!!
ボルトは締めすぎないように! 陶器なので割れます。
ロータンクを便器に接続
「ロータンク」は水をためておく部分、レバーをひねると水が流れ、その分の水が自動的に補充されます。
便器後部のパッキンに合わせ押し込み、下方から蝶ねじで締めればOK!
オーバーフロー管をコーキングでふさぐ
オーバーフロー管は、ロータンクが故障した時に水を外に排出する管のこと。↑ロータンクの中身はこうなってます。
普通のトイレなら屋外に排水管が出てるので接続できるのですが、ぼっとんトイレにはありません。
よって、赤丸の“オーバーフロー管”をコーキングで塞ぎます。
これは戸建て投資のカリスマ「アングラ民族」さんのyoutubeを参考にしました。
簡易水洗レバーのフック固定
ロータンクの右下あたりにあるピンを差し込みます。
これは、レバーを引いたら水が流れると同時にフラップを開くためのロッドなんですね。
差し込んだら抜け防止に割ピンを入れます。
水道管の接続
簡易水洗にする上で悩んだのがコレ、水栓を外から引き直すと大変なので、トイレ内にある手洗い場を潰しそこから延長することに。
フレキシブル管を使いロータンクに接続します。
フレキ管はステンレスのじゃばらなので曲げても形状記憶する上、自由自在に取りまわせます。
通水確認
最後に水漏れが無いかを確認しましょう。
特に
- 導管の接続部分
- ロータンクと便器の接続部
は水漏れしやすいので要チェックです!
ボットントイレをDIYで簡易水洗化にリフォームのまとめ
いかがでしたか? かかった期間は7日。プロなら3日もあれば、ってとこでしょうか。あとは便座を取り付ければ完成です。
ビフォー
アフター
かなり良くなったんじゃないでしょうか? みなさん、どっちのトイレで用を足したいですか?
このトイレならこの家に住んでもいい!って思ってもらえそうですね。
ボットントイレから簡易水洗へのリフォームの感想は、
かなーり大掛かりではあったものの。時間と道具さえあれば素人にも施工可能なんだーって感じ。トイレの仕事はプロの領域と勝手に思い込んでました。
そして何よりの収穫が、実際に施工したからこそ得られた知識とスキルが身についたこと。
例えばジャバラと改造フランジどちらが最適かトイレを見れば大体わかるようになりましたし。ぼっとんトイレの構造も実際にバラしたのでよく理解できました!!
おそらく次同じ作業があればもっと速く、正確に作業できる自信があります。
もう築古のぼっとんトイレはこわくない!!
と思えるようになりました。
もしこの記事を読んで「難しそう」と思ったあなた、ここは思い切ってプロに任せましょう。お金を払って「安心」を買えるんですから安いもんです。
おススメの方法は、まず複数の業者から見積をとって、費用面で折り合いのつく業者に依頼するやり方。
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今回使ったのはこちら↓
それでは バイナラッ!!
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