【鶏小屋DIY】ブロック基礎の作り方 セルフビルドで頑丈に仕上げるための手順

基礎

 

よし子です。前回は砕石を敷き詰めました。今回は小屋の基礎を作ります!

砕石

 

細かい画像付きなのでDIYで小屋を建てようと考えている方は参考になると思います。

 

手順は以下のとおり。

  1. コンクリートを流し込む枠を作る
  2. 枠にコンクリートを流し込む
  3. コンクリートが固まる前にブロックを並べる
  4. 基礎を補強する

文字に起こすと簡単ですが実際やってみるとなかなかしんどいのです。

 

しかし、建物は基礎が一番大事!の言葉を何度も心の中で言い聞かせ、妥協せずにやりました。

 

 

こちらが小屋の平面図。なんて横着な図面でしょう。
直線は定規を使ったのでヨシとしてください( ゚Д゚)

図

 

後になってこの基礎の形がおかしいのに気づきました。

 

赤線が本当の形です。

 

ブロック基礎をセルフビルドするために必要な材料 

 

まずは、材料を買いにいつものホームセンターへ。

 

基礎に必要な材料

購入
  • 砂利20キロ×2袋
  • 砂20キロ×3袋
  • セメント20キロ×1袋
  • 120ミリブロック×15個

合計5、460円です。コンクリートを作る材料とブロックですね。

 

コンクリートは業者に頼むこともできましたが、1.5立米からしか売っていませんでした。

 

アタイは1.5立米の見当がつかなかったのでホームセンターで必要な分だけ買うことに。価格は業者で買う方が安いです。

 

薪小屋の床の生コンも1.5立米です↓

アイキャッチ

 

基礎の型枠を作る

 

さて家に帰ってきました。まずはコンクリートを流し込んだ時にあふれないよう枠を作ります。

 

木の板を使って枠作り

木

 ちょうど庭に板が転がっていました、これを使うことに!

 

板の役割はコンクリートをせき止めるだけなので、止まれば何でもOK。

 

このように砂利の上に並べていきます。

敷き

かさ増しにレンガや石ころを投入。コンクリートと一緒に固めちゃいます。

 

型枠の支えを作る 

 

板は立て掛けてあるだけなのでバランスが悪く、すぐ「パタッ」と倒れてしまいます。

 

板を支えるいい方法はないものか… 試行錯誤した結果、こんなものを作りました。

 

板に釘4本。これを量産します!!どう使うかはお楽しみに、、、

 

 

板

枠にパカッと被せます。

 

板

こうやって使うのです!これで板が倒れる心配なし!安定してます。

 

ワイヤーメッシュで基礎を補強する 

 

たまたまワイヤーメッシュが家に転がっていたので思いつきました、効果があるかは分かりません。「意味ある?その1」です。

 

活線ボルトクリッパーでワイヤーメッシュをプチプチ切っていきます。

 

これを型枠の中に敷き詰めていきます。

基礎

ブロック達の上にそっと乗せます。ひび割れ防止くらいにはなるかな。

 

コンクリートを型枠に流し込む

 

いよいよコンクリートを流し込みますよ。ここは 時間との勝負です。

 

コンクリートとモルタルの違い 

と、その前に コンクリートとモルタルの違いをちょいと説明します。

 

両者の違いは、砂利が入っているかいないかです。

 

それ以外の材料は同じ。

コンクリートの材料
砂・セメント・砂利・水

モルタルの材料
砂・セメント・水

というわけ。

 

それぞれ特徴がありまして。

 

コンクリートは強度はあるが、砂利が入っているため平面の仕上げは難しい。

 

モルタルはコンクリートに比べ強度は劣るが、なめらかで平面の仕上がりは美しい。

 

こんな感じです。

 

コンクリートもモルタルも セメントと砂の配分は1:3水は練りながら入れていきます。

 

水を入れる前にセメントと砂を混ぜておくといいです。水を入れてからだと重くなって混ぜるのが大変!腕がパンパンになりました。

 

混ぜるのに必死だったのでコンクリートを作る時の写真はありません。

 

コンクリートとモルタルを扱うときの注意点

 

必ずゴム手袋とゴーグルを着用してください!

 

固まってない状態で人体に付着すると危険なんです。その理由を説明します。

 

先ほど言ったように、コンクリートを作るときセメントと水を混ぜますよね。

 

その時、強いアルカリ性を示す水酸化カルシウムが生成されるんです

 

アルカリ性はタンパク質を溶かすので、体に付着すると皮膚が溶けます目に入ると失明する可能性があります

 

 

身体防護は抜かりなく行いましょう!

 

コンクリートが固まる前にブロックを並べる 

コンクリート

流し込んだ上にブロックを並べていきます。

 

先ほどいった 「時間との勝負」はここです。コンクリートが固まる前にブロックの位置を決めなければなりません。

 

 ブロックの外面を水糸に沿わせて置きます。これ、大事な作業。ちゃんとまっすぐになるように一つ一つ水平器で見るのも忘れないように!

 

今までの下準備は全てこの作業の為といっても過言ではありません。

 

 

基礎

あと少し。ゆっくり作業していたので案の定コンクリートが固まりそうになりました。

 

最後に小屋入口のドアの部分を仕上げます!

基礎

この部分は全部モルタル仕上げにしました。

 

ブロック基礎を補強する

 

ブロックを並べ終えたら動かないように補強します。せっかく位置決めしたのですから、「これでもかー!」 というくらいガッチガチにしてやりましょう!

 

モルタルを追加投入

 

枠内にたっぷりモルタルを投入します。

 

あと鉄筋が余っていたので杭として打ち込もうと思いました。

 

ちょうどいい長さにカットして。適当な間隔でブロックに打ち込みモルタルで固めます。深さは20㎝。これも効果あるかは分かりません。「意味ある?その2」です。

 

次にブロックの穴にモルタルを流し込んでいきますが、

 

アンカーボルト(建物と基礎を固定するボルト)は後日入れるのでその穴だけは何も入れないようにします。

 

ちなみにモルタルを少しでも少なくする為にここにも石ころ入れてます、これが住宅だと完全な欠陥工事ですね笑

基礎
基礎

ブロックの両横もモルタルで補強!

 

ブロックを濡らしておくと密着が良くなりますよ!

基礎

角の部分はブロックが入らなかったので流し込みー!

 

基礎

角は力が加わりやすいので手厚く補強。

 

基礎の型枠を外す

 

次の日、モルタルが固まったので枠を外します。

 

外すといっても入口部分のみ。ほかの部分はあまり枠の意味をなしていなかったので前日にはずしました。

 

板を持ってパカッとはずします。

基礎

スムーズに外れてなんか、気持ちいい。プリンを容器からきれいに取り出せた時の感覚に似てます。

 

入口
 

きれいに固まってくれてる!

 

完全硬化は季節にもよりますが、2-3日後です。それまでそっとしておきましょう。

 

まとめ 

基礎全体

いかがでしたか、素人でもセルフビルドで基礎を作れることを実証できました。

 

コンクリートを練る作業がしんどかったですが、それも一人でできないことはありませんでしたよ。

 

そして、出来上がった基礎を見れば疲れも吹っ飛んじゃいます!

 

頑丈な基礎を作るにはかなりの手順を踏まなくてはなりません。焦ってはいけません、根気が大事です!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。それではよいDIYライフを!

 

 

2件のコメント

頑張りましたね♪
型枠は外側は土を寄せて内側は鉄筋を2~30cmに切って金槌で打ち込むのが職人のやり方です。
1mに1本程度で十分です。
コンクリートが充填できたら外して置いてブロックのモルタル入れた所に刺すと強固になります(汗)
あ・・・やってますね(汗)w
上物が軽そうなので現在の状態でも問題はないと思いますよ♪
小さい生コン屋さんだと1㎥や馴染みだと0.5㎥でも頼める所もあるんですがねぇ・・・

id:Kumahachi
他の生コン屋さんにもあたってみればよかったです。杭は適当に打ったんですが、方向性が合っててよかったです! あ、軽トラのホイールはNBOXの純正を入れてます!